
ミイラ怪獣ドドンゴ

以下本文
「ドドンゴ、ドドンゴ、ドドンゴ!」
ぶきみな声が、夜空にひびいた。
すると山のかげから、ものすごい声が
こたえたのだ。
誰だ「ドドンゴ!」って言ってるの
ミイラ怪人か?
ガオッ! ガオッ!
それは
ミイラ怪獣ドドンゴのさけびごえだ!
巨大なハネをはやし、
太い四本の足をもったドドンゴは、
口からまっかな火をふきながら、
あばれだした。そのものすごい力には、
科学特捜隊もどうすることも
できなかった。
ハヤタ隊員は、フラッシュビームを
ぐっとにぎった。
シュワーッ! ハッ!
たちまちハヤタのからだが、
巨大なウルトラマンに変身したのだ!
「ハッ!」って(笑)
フラッシュビーム(ベータカプセル)
にはボタンがついていたような?
わざわざ、ぐっと握らなくても。
どんなピンチがおとずれようと、
かならずすくってくれる正義の使者
ウルトラマン!
がんばれウルトラマン!
ここにウルトラマンの写真は
掲載されていない。
文章を読んで想像するしかないのだが
当時の読者は
ビデオのない時代、想像力が
豊かだったんだろうな。
挿絵として
ドドンゴの内部図解付き。
単なる怪獣図解にとどまらない
構成が楽しい。