見出し画像

うつ病社員のもろもろの話

ガメラとホテルニューオータニ

 ホテルニューオータニ。
 昭和39年開業。日本を代表する高級ホテルの1つである。回転ラウンジを有し、その独特なデザインからか、映画「009は二度死ぬ」のロケにも使われている。
 私は泊まったことはないけど、小さい時からその建物は憧れの対象だった。
 そのせいか、特撮物にも登場する。



 ジャイアントロボ



大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス

 どちらもニューオータニとして登場してはいないが、デザインからして意識していることは間違いない。

 しかし、本当にニューオータニが出てきたことがあると思っていた映画がある。
 
 大怪獣ガメラ である。

 昔みた永岡書店の怪獣本に、ガメラがニューオータニを壊すコラージュ写真が載っていたり、
 ケイブンシャの「怪獣もの知り百科」という本に、ガメラの襲撃した建物としてニューオータニが紹介されていた。





ヤフオクより。左上の部分。
「ホテル上の回転ラウンジに手をかけ、ものすごい速さでブン回した。」
 この本も昔持っていた。写真では見切れた文章まで覚えている。この映画は白黒のためかテレビ放映もなく、ビデオも持っていなかったから、そういうシーンがあるものだと理解していた。
 
 それから数年...。
 
 大怪獣ガメラの廉価版VHSが発売されたと聞いて、真っ先に購入。家に帰ってすぐ再生。
 
 あれ...?ニューオータニが出てこない。

 その後も、別のガメラ本やDVDをみる機会があったが、その謎は解けず。よって本シーンはもともとなかったものと解釈する。

 それから幾年が経ったか...。

 ついこの間、ガメラのムック本を
ヤフオクで手に入れる。



ファンタスティックコレクションNo.13
世紀の怪獣ガメラ
大映特撮映像の巨星

「大怪獣ガメラ」の完全シナリオが掲載されている。ずっと読んでいると、


#133 ホテル屋上の廻転ラウンジ(夜)
ガメラの鼻先で廻転ラウンジが、ゆっくりと廻っている。ガメラは何を思ったか片手でラウンジの外側をさっとひと撫でする。と、ラウンジは猛烈な速度で廻転を始め、中からキャーッと女の叫び声。ガメラはまばたきもせず廻転するラウンジを眺めていて、そのまま立ち去る。

 あっ載っている...!!

 ちなみにこのシーンの前は、ストリッパーの更衣室であり、ガメラが劇場の屋根を剥ぎ取るとストリッパー達が逃げまどうというシーンで、この部分は撮影されたがカットされたといわれていると、何かの本で読んだことがある。
 とすると、ニューオータニも撮影されたが、カットされたのか?

 
 劇中の「科学センター」のビルは開業前のホテルニューオータニをモデルにしたが、永田はホテルの社長から直接電話で「永田君ひどいよ、うちはまだオープンもしてないのに、ガメラが壊しちゃったじゃないか」と怒られたという。

 wikipedia
「大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス」より

 このエピソード、「大怪獣ガメラ」だったら
しっくりくるんだけどなあ。
 
 いずれにしろ、ニューオータニのシーンは
シナリオにはあるが、映画にはないんだろうと自分なりに結論づける。
 
 とすると、



これは何のシーンの写真なのか?

 謎は深まる。誰か教えてー。


 


名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「特撮」カテゴリーもっと見る