(23巻全部)
結論は...。
映画は
回転する、謎の光の渦巻。
まだ会得していないはずの
二人の技の対決は原作でも描かれて
強風で後ろから岩が落ちてくる。
塔を見上げる雷之進と鈴之助
おりゃー!(真空斬り)
揺れる新月塔。
銃を発射すると炎とともに
銃に装填する薬が入ったプールに
7作目「三つ目の鳥人」
おりゃー!(真空斬り)
なんと水が逆流した。
*参考画像
ここまでいくと鈴之助は
9作目(最終作)
右手に持った杖を前にかざす。
バッサリ折れる枝
これだけの技だから、
それから
流行りものには基本
手を出さないクチだが、
あまりにメディアで騒いでいるので
読んでみようと思った。
結論は...。
面白い
けど
すぐ飽きた。
1エピソード長いし、
人物みんな似たような顔に見えるし、
鬼滅隊は一戦交える毎に
黒岩軍団もびっくりの
洒落にならない大怪我してるし。
年のせいかな?
受け付けられないのは。
後、
一番嫌なのはスプラッター描写。
とにかく気持ち悪い。
こういうの嫌い。
子供は平気なのかなあ。
ネズ子のコスプレした小さい子を
テレビで観たけど、本当に面白いと
思ったのか?
それでも本当に飽きないうちに
先の話へ読み進もうと、
気持ちを「全集中」させる。
ただし何の技も出ない。
そうだ、ちょうど今
映画「赤胴鈴之助」シリーズの
DVDを入手した。
気晴らしに観てみよう。
赤胴鈴之助。
(原作:武内つなよし)
今更いうまでもない。
漫画やラジオ、映画にテレビと
あらゆる媒体に登場し、
人気を博した少年ヒーローである。
北辰一刀流の剣士であると同時に
大鳥赤心斉から会得した
「真空斬り」の使い手である。
映画は
「特撮映画」に分類する。
何故かって?
デアゴスティーニから
「大映特撮映画DVDコレクション」で
ラインナップされてるから。
一応「真空斬り」のシーンに
特撮を使用している。
映画は全部で9本(全て大映)
1957年〜1958年公開
1と2、3と4は連続エピソード
1赤胴鈴之助 第一部
2赤胴鈴之助 月夜の怪人第二部
3赤胴鈴之助 鬼面党退治
4赤胴鈴之助 飛鳥流真空斬り
5赤胴鈴之助 新月塔の妖鬼
6赤胴鈴之助 一本足の魔人
7赤胴鈴之助 三つ目の鳥人
8赤胴鈴之助 黒雲谷の雷人
9赤胴鈴之助 どくろ団退治
「真空斬り」が出てくるのは
4作目「飛鳥流真空斬り」からで
『鈴之助より強い山賊あらわる!
ラジオでは見えない鈴之助の
真空斬りの極意ついに公開!』
と映画のキャッチコピーも派手だ。
しかしそうすると、
2作目「月夜の怪人」
ライバル雷之進との決戦シーンで
鈴之助が披露した技。
これは何なのか?
回転する、謎の光の渦巻。
まだ会得していないはずの
「真空斬り」が。
ストーリー上、脈絡なく突然出てくる。
相手の雷之進も何か出してる。
(たぶん「いなずま斬り」)
おそらく
次作があるとは思ってなかったから、
観客へのサービス映像だったんだろう
けど。
二人の技の対決は原作でも描かれて
いるしね。
続編が決まったんで、仕切り直して
「真空斬り」誕生のエピソードを作ったん
だろう。
「真空斬り」を
敵に対して、初めて使うのは
4作目
「飛鳥(ひちょう)流真空斬り」
の最後のシーン。
真空斬りは大きな渦巻で描かれる。
真空斬りは大きな渦巻で描かれる。
強風で後ろから岩が落ちてくる。
5作目「新月塔の妖鬼」
ここからカラー。
「新月塔」という櫓が登場。
江戸を火の海にするぞと脅かす。
塔を見上げる雷之進と鈴之助
おりゃー!(真空斬り)
揺れる新月塔。
(このシーンはミニチュア)
倒壊する塔。
ここまで威力が凄いと鈴之助は
鬼どころか大怪獣でも倒せそうだ。
6作目「一本足の魔人」
人間を火まみれにして溶かしてしまう
薬を発射する銃を持った
一本足の魔人が登場。
お宝を狙って暗躍する。
一本足の魔人
一本足の魔人
銃を発射すると炎とともに
人間が溶ける。
怖い。
なお人間に当たらないと
ただ燃えるだけ。
人間以外は溶かせないらしい。
魔人は
鈴之助を薬の入ったプールに
落としてやろうと企む。
おりゃー!(真空斬り)
おりゃー!(真空斬り)
前作より渦巻が少し小さい。
強風に煽られる魔人。二本足に見えるが、普段は一本足である。
強風に煽られる魔人。二本足に見えるが、普段は一本足である。
銃に装填する薬が入ったプールに
落ちて死亡(したと思われる)
7作目「三つ目の鳥人」
本作のみ冒頭に「ダイニチ映配」の
タイトルがあるのでリバイバル上映時の
フィルムのようだ。
戌年生まれの子供をさらう謎の怪人。
額の第三の目から怪光線
(というかランプ)を放射。
おりゃー!(真空斬り)
おりゃー!(真空斬り)
なお今回からエフェクトなし
鈴之助の後ろから強風が。
鈴之助の後ろから強風が。
舞台を観ているようだ。
8作目「黒雲谷の雷人」
8作目「黒雲谷の雷人」
再びモノクロ。主役の俳優も交代。
宝を狙う雷人一味の仕掛け罠に
陥り、水攻めにあう雷之進と鈴之助。
どうするかと思えば、
おりゃー!(真空斬り)
なんと水が逆流した。
ウルトラバリヤーか?
*参考画像
津波を押し返す、ウルトラバリヤー
(帰ってきたウルトラマン)
ここまでいくと鈴之助は
超能力者か魔法使いだ。
9作目(最終作)
「どくろ団退治」
「風(かぜ)太郎」という
怪力の山男を騙して江戸の街を
暴れまわるどくろ団。
鈴之助は風太郎と対決する。
おりゃー!(真空斬り)
風太郎はひるむが、技は効いていない。
おりゃー!(真空斬り)
風太郎はひるむが、技は効いていない。
鈴之助どうする?
(←詳しくは映画を観て)
振り返って4作目。
「飛鳥流真空斬り」
真空斬りを会得しようとする
鈴之助の前で
師匠の大鳥赤心斉が放つ
「真空斬り」
右手に持った杖を前にかざす。
バッサリ折れる枝
これだけの技だから、
さぞかし
鈴之助は
死ぬ思いの鍛錬を積んだんだろう。
それこそ体がぼろぼろになるくらいの。
でも技といっても
基本気合いの掛け声だけだし、
精神的要素が強い。
どうやって特訓するんだ?
まさしく「全集中」するような
ハードなシーンが待ち受けて
ハードなシーンが待ち受けて
いるんだろうと思って観ていると...。
それから
毎日はげしい
眞空斬りの
けいこが続いた
字幕だけかよ!
字幕だけかよ!
もしかして
真空斬りの
稽古は「鬼滅の刃」以上に
画面に見せられないほど
もの凄く凄惨なもの
なのかも知れない。
いくら鬼滅隊でも
手を触れずに塔を倒したり
水を逆流させたりしないだろう。
(←鬼退治関係ないし)
どっちみち真空斬りの稽古は
観ないほうがいいかな。