今日は水張りのおさらいです、最初の作品で水貼を教わりましたがみんな手順を忘れているので、先生はゼロから説明されました。
曰く「まぁ、一度や二度では覚えられへんからなぁ」
❶ まず麻紙の説明
私が買ったのは「高知」の紙で、機械で繊維を噴射してロールに巻いて行く、らしい。噴射した面は繊維の後が残っていてざらついている、それが裏面で表面はツルツル、、、なるほどぉ
❷ 3×6が品切れで代わりに買った50号の紙を、ロスを少なるするにはどうカットすれば良いか考えて、自宅でハサミで大雑把に切って持参していました。
その各自に配布した紙の上にパネルを乗せて縁を鉛筆で印、そこから1センチほどの糊代を考えてカット。糊代は最低5mmでもいけるそうですが、素人が貼る場合は多めに取ったほうが良さそうです。
❸次は刷毛で水をぬります、たっぷりと均等に塗り残しが無いように。
今日の授業のように、早く乾かせたいときはツルツルの表面へ塗るが紙が傷みやすい、刷毛数は少なめに。
じゃ自宅で事前に貼る場合は裏に塗った方が良いのね、試してみよう。「もしうまく張れなかったら剥がせますか?」と聞くて「ノリで接着した箇所は剥がせないので、4号だったら次は3号、とか小さくしていけばいけるね」なるほどぉ、、、
❹ 水分を含んだ紙をパネルに貼る
事前にパネルの縁にノリを塗る ⇒ 紙をパネルに貼る、裏面に印をしたら角がズレないかも ⇒ のり面に紙を折り曲げて接着
この貼り方がなかなか難しい、ちょっと厚めの紙だったこともありなんか浮く、みんなアウト!
先生の手直しでなんとか完成。これは何度やってもなかなか上手くできないものらしい。紙を掌で押しながらのり面に折り曲げるのかな、自宅で再挑戦しなくっちゃ。
最後に四隅を折り曲げて接着して終了、乾くまで30分ほど待機。
❺ 仕上がった水彩画をどのような構図で描いていくか
縮小・拡大コピーした元絵をトレペでトレースし、それを元に乾いたパネル面へ転写する。
❻ 骨書き
鉛筆転写なのですぐ取れるので、その上に墨で線を重ねて影を入れていく。
本日はここまで
皆さんが大阪で購入されたパネルは値段が高いのにベニヤの質が悪くて、さすが本場京都は違う!とへんなところで感心しました。