今日の新聞の週刊新潮の広告で、漢方の大嘘と題して、なんかいろいろ漢方薬の重大な副作用が書かれてた。
内容読んでないから知らんけど、でも、私の感想としては、
「週刊新潮記事にするのが遅いっ遅すぎるっ!!!でもグッジョブ!!!」
漢方をめぐる環境とわたくし、だいぶ昔から浅からぬ因縁があり、現在、中医学(中国漢方)をかじっている。
・・・っつーかかじってるとかそんなレベルじゃない。
自分で勉強して生薬や製剤を買って、体の状態に合わせてその都度調合して飲んでる。
飲んでないと、普通の生活が送れない。
こう書くと、そんなの危ないから専門家のトコ行け!と簡単に言われるけど、その状態を改善してくれるようなまともな専門家がいないからしょうがない。
漢方も西洋医学でも目に付く限りの病院・薬局に当たったが、良くならなかった。
試行錯誤していた過程で、漢方でたまたま適した薬に当たれば調子がよくなることもある、ということがわかり、さらにかなりたくさんの「自称漢方の専門家」を訪ねた。
けれど、状態を改善してくれる専門家には結局当たらなかった。
改善しないどころか、かえって悪化したこともかなり多かった。
その過程で身をもって知ったのは、漢方薬にも重大な副作用はあること。
副作用ももちろんだけど、副作用以前の、誤治と呼ばれる誤った漢方薬を処方される場合が非常に多いこと。
副作用も、誤治も、重篤だと死に至る危険がある。
私も何度も何度も危ない状態を経験した。
(中医学を勉強した今振り返っても、よくあの状態から自力で生還できたな~と乾いた笑いが出る)
しょうがないんで、自分で漢方を猛勉強した。
その結果、自分の病気が東洋医学的にはかなり難しい状態だったと判明。
ああ、こりゃその辺の「勘違い専門家」には手に負えるわけないわ~と。
(本来誤治が起こっても、それを早期に診断・処方できればちゃんと対処できるんだけど、その辺の「専門家」はその知識も腕もない。これが非常に怖い。もう私に触んな!!!状態。)
結局誰も助けてくれないので、手探りで高度な専門書を読み漁り、自分自身でやった誤治にも泣きながら対処しつつ、自分で生薬や製剤を購入・調剤し、がんばった。
結果体の状態は、「専門家」に受信していたころよりはるかにまし。
今もちょっとさじ加減を間違うと起き上がれなくなったりもするけど、そういうこともだいぶ減って、目下ほぼ普通に生活できている。
でも、私のやってる方法は、他人には決して勧められない。
そもそも獣医師免許持ってて、医学的知識の下地があったからできたんだし。
っつーことで、その辺の「漢方のお医者さん」はもう論外。
私から見ると、かなり危ない処方してたりする。
妊婦に禁忌の漢方薬かいっ!とか。
なので、ツムラの「漢方のお医者さん」サイトは、私にとっては受診しちゃいけない病院リストになっている。
しかし、「自分は漢方の専門家!」と勘違いしている医師が非常に多い。
(多分某ツムラ関連の制度のせいかと。)
例えば、簡単な細菌感染症で抗生物質を処方してくれたらすぐ治る疾患で普通に病院に行ったら、私の状態には決して使ってはならない漢方薬を処方されかけたり。
1回だけじゃなく、あちこちで同様の羽目に陥る経験は数知れず。
最近は、病院にかかるときは、はなから漢方薬はいりません!と言ってるし、それでもなおどや顔で禁忌の漢方薬を処方しようとする医師に当たると、こんこんと懇切丁寧に無料で(どころかこっちがお金払ってるよな)講義してあげるわたくしなんていい人!状態。
いかん。場所違いの話を延々としてしまった。
ということで、自分が自然観察会やったりすると、植物がらみでは漢方関連の話をすることが多いんだけど、話が非常に長くなってしまうのがいかんわ~。