わあ

隣町で、珍しいクジラが打ちあがってるという話を聞きつけ、やじ馬に行く。

行ってみると、クジラ本体は研究者にだいぶ解体されてて、懐かしい解剖のカホリと、しろーとさんにはきっつい何やらかにやらが周辺に充満してる状態だった。

「あ～、自分で解剖やってると、写真なんか撮る余裕がないんだよね～」
などと考えつつ、バシャバシャ写真撮ってた。

そのうちふと、あまり聞かない鳴き声がしたので、振り返ると、ワタリガラスという、冬だけ渡ってくる珍しいカラスがいた。
ヤツラは死肉が好きなんで、クジラの死臭に魅了されてやってきたらしい。