ひねもすネイチャー絵日記

道東などの身の回りの自然と付き合っていく漫画ブログです
とりあえず、あちらこちらで書き散らした漫画を随時掲載。

命の危険と家族

2020-03-11 | 健康
ここしばらく、命の危険を感じてた。
新型コロナウイルス罹患の可能性が完全には否定できない状況で、微熱が続き、息苦しさもあり、これは、本当にまずいんでなかろうか、と思った。
が、私の住む町では患者の受け入れや検査体制が整っていなかったので、病院にも行けない。
その状況でたった一人で幾晩も幾晩も過ごした。

特に、新型コロナウイルス感染症では、普通にしていた人が急激に体調が悪化する場合があって、いきなり電話もできない状況になった事例があるようなので、一人暮らしでそうなったら、終わりだな、と思ってた。
だから、身辺整理した。

私自身にはたいした遺産はなくて、やっすい葬式出して後始末したら終わりぐらいのものしかないけれど、貴重な植物標本などは手元にある。
もしもの時に、自分ちにある植物標本を捨てられないように、目立つところに「〇〇へ寄贈すること」、などと書いて張っておいた。
なにかやってると、気がまぎれるから。

ここで新型コロナウイルス感染症で死んだら、家族も風評被害にさらされるのかな、特に実家はそれに耐えられるだけ強くないから、心配だな、なんてことを考えた。
けど、いくらその対抗策を考えても、答えは出なかった。

家族とは、この感染症の疑いのある状況では、直接会うことはできない
結局、離れたところに暮らす家族と、1日3回安否確認の電話をした。
急激に状態が悪化しても、すぐにわかるように。
だから、トイレに行ってたりなんだりして、なんかの拍子に電話に出られないと、ものすごく心配された。
電話のたびに、お互い、心残りがないように、今まで言ってなかったことを言っておこう、といった雰囲気が流れた。
(普段憎まれ口しか言わない家族が私をほめてきたときは、なんかキモチワルイと思ってしまったことはナイショ)

だから、新型コロナウイルス感染症ではない、もしくは感染していたとしてもすでに回復したとようやく判断された今、脱力して何もする気力がわかない。
牢獄に入れられて、いきなり解放されたら、こんなかな、と思ったり。ま、まだ、自粛は続いているけど。

そして、今日は、3月11日。
東北で、大震災があった日。
震災当時、うちの車は津波で流されて、つれあいとは1週間以上も連絡つかなくて、ただ一人で心配しているしかなかった。
徐々に薄くなってきていた切迫したその思い出が、形の違う災害である新型コロナウイルス騒ぎで、また鮮明になった気がする。

そういった負の思い出がよみがえる一方で、普段はほとんど気にとめていない、心配してくれる人の存在も、鮮明に。
で、信じられないだろうけど、そういった時って、逝ってしまった人の気配も感じたりもする。

生きてる人だけじゃなく、逝った人も、心配してくれてるんだな、と。






今、マスクなしであちこち気軽に出歩いている人たちも、やっぱり一定数いるみたい。あちこちで漏れ聞こえてくる。
多分、こういう命の危険があるということに、気が回らない、もしくは見ないようにしているんだろうな、などと思ったりする今日この頃。
(何度も書くが、マスクがないなら、簡単に作れる簡易マスクしてください。ここにも書いたし、検索すればすぐ出てくるし。それでもしないってのは、マスクは自分じゃなくて周囲の人のため・・・ってのがネックなんだろうか???)

マスク作成中

2020-03-11 | 健康
大雪の直後の大雨で、町中べちゃべちゃ。
あちこち道路が冠水してたりするので、結構通行止めだったりする。

なんだかんだで出たくても出られないことが多いので、自宅でマスクづくり中。

ちょっと前の記事に、煮沸消毒できるハンカチで作る簡易マスクの作り方をのっけた。https://blog.goo.ne.jp/ojirokunn/e/dedf56fa7bc53dbeb317061b0bb1abfc

わたくししばらくそれを使ってたのだけど、布面積を考えたら、上記の簡易マスクに使ってたガーゼハンカチ1枚で、マスクが2つできることに気づく。(遅い)
ガーゼなどはもうどこにも売ってないので材料も貴重な昨今(いや、ガーゼがなきゃTシャツでも手ぬぐいでもなんでも使えばいいんだけどさ)、手元にある材料を利用して洗い替え用マスク増産をもくろみ、へったくそな針仕事中。

型紙を使うような、高度な技術が必要なマスクは、まず無理というかはなからやる気が起きんので、簡単なものに逃げるわたくし。
(縫物できるなら縫って作るに越したことはないけど、縫物できない人は簡易マスク使えばいい。わたくしはできない寄りのその中間なので、作るマスクも中間。)

細長く切った布の端を処理し、その両端を縫い合わせて輪っかにして、輪の中にティッシュ(今キッチンペーパーはどこにも売ってない)を入れ、ひもを通して、ぎゅっと端を絞って、出来上がり。

簡易マスクも今回の簡単手縫いマスクも、マスクを装着したらその両端を結構絞ってしわを寄せるぐらいにひもの長さを調整するのがポイントで、そうすることで、鼻やあごにフィットし、かつマスクの最終形態がドーム型になり、呼吸もしやすい形になる。

その作り方を基盤として、目下いろいろバージョンアップなども試み中。

ただ、白いガーゼはもう売ってないので、カラフルな色のガーゼハンカチでマスクを作っている。
パステルカラーだったりするので、結構恥ずかしいと思ってしまう小さなわたくしが、心の片隅から叫んでいたりするが、その声は聞こえないふりをしている最中。


さて。
上記のようなティッシュを挟んだ手作りマスク愛用中のわたくし。
外出から帰って来てマスクを外し、熱湯消毒しようと、マスクをぽんと、熱湯に落とした。
その直後、ふと、マスクにティッシュを挟んだままだったことに気づき、慌てて熱湯の中をさらう。
ティッシュが溶けて拡散して鍋やマスクにこびりつく寸前に、わたくしのぽんこつの頭が幸運にも気づくことができたようで、かろうじて形の残るティッシュをすくい上げることができた。ぎりぎりセーフ。



落とし穴というか、それ以前の話というか、目の前の物事しか見えない本人の資質の問題というか・・・ま、いいか。