矢後、前に出る相撲で六勝目

稀勢の里引退、横綱鶴竜、大関栃ノ心、小結御嶽海が途中休場と波乱の初場所で新入幕の矢後が今日勝って六勝一敗。素晴らしい。

立ち合いのぶつかりは五分。そこから相手にいなされ、動きで少しかき乱されながらも、冷静に前へ前へ出る相撲で押し出した。

対する前頭16枚目の大翔丸は元気なく勝ち星なしの七連敗。もう後がない。番付的にも来場所十両陥落が濃厚だが、もうひと奮起して欲しい。
そんな土俵の人生交差点のような一番だった。

貴景勝、逸ノ城下し五勝目

見事な貴景勝の相撲だった。

比較的身体が大きい遠藤相手にぶつかり、押し、前に出る貴景勝らしい相撲で五勝二敗。

逸ノ城も決して不調じゃないだけに貴景勝の好調さ、勢いが伺える相撲だった。

いや、ひょっとしたらもう好調とか勢いではなく、本来の力かもしれない。

ともなれば、今場所の優勝戦線はもちろんだが、場所前に囁かれていた大関昇進も見えてきたのではないだろうか？

今の貴景勝なら大関でもおかしくはない。
こうなると俄然貴景勝に注目である。

北勝富士、20年ぶりの二日連続不戦勝で五勝目

ぶっちゃけ、内心「ラッキー🎵」なんだろうけど、好調御嶽海と戦えなかった無念はあるよね。

やる方も無念だが、見る方も無念。

明日中日は気持ちを切り替えて遠藤戦だね。

阿武咲、魁聖に負け今場所初黒星

あああああ、取組を見ていて思わず「あああああ、」と声を漏らしたくなる阿武咲の突如の引き。

わからないでもないよ。
相手は巨漢の魁聖だから。
あの巨体が向かって来たら相手の突進力を利して引きたくなる。しかも、魁聖はその類いの引きや変化が苦手。

けど、その引きがアダとなり魁聖に逆転の押し出し負け。

もっと言えば、阿武咲の立ち合いの当たり、突っ張りなど序盤は前に出ての相撲だったが、巨漢魁聖が前に出るとさすがに敵わない。

ああー、惜しいよな。
魁聖もあれだけの身体とパワーがあればもっと上でもおかしくない。いや、一敗だから優勝戦線だってまだまだいける。

阿武咲の明日の奮起次第ではまだまだ優勝戦線。波乱の初場所、どうなるか楽しみだ。

白鵬、松鳳山を下し7勝目

前日から危なげがなくなった横綱白鵬の相撲。今日も松鳳山を寄せ付けない相撲で7連勝。

立ち合いはお互いぶつかりあいやや白鵬優勢。そのまま松鳳山を押し、突き、突如のはたき込みで勝ち。

松鳳山も闘志は感じられたが勝機はなかった。

横綱白鵬にこうも磐石な勝ちが続くと今場所は白鵬になるかな。