酒呑みの正しい生活

海鮮ラーメン

昨今の日本のラーメン屋さんは、大きく3つに分ける事が出来ます。

ひとつは昭和の流れを組む、昔風の鶏ガラをベースにしたラーメン。
そして20年ほど前から全国への進出が目覚ましい豚骨ラーメン。
最後のひとつが妙な人気を誇る魚介系と呼ばれる和風ラーメン。

この和風ラーメン(魚介系)に自分が一番最初に挑戦したのは、まだ小学生6年生のころ。
しじみの出汁でラーメンを作れないかなぁと試行錯誤を繰り返しておりました。

当時はまだ料理の知識も、アイディアの通りに食材を用意する財力も無く。
何度作っても思ったような仕上がりにならなかったものです。

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年月は流れて現在。
巷では魚介系ラーメンなるものが一世を風靡しております。
試しに入ってみると、普通のラーメンに魚粉を入れ込んだだけ。
しかもやたら高い。

この程度のアイディアは既に小学生時代に試していた自分にとって、とてもお金を払って食べようとは思えないメニューなのです。

そもそも中華スープと和風(魚介)の出汁では、声の大きさが違うと言うのが一番の壁。
どんなに丁寧に和風出汁を引いても、声の大きな中華スープにかき消されてしまうのです。
ならば分量を調整すれば良いじゃないかと思うのですが、和風出汁を9,中華スープを1で仕上げてみても、あまりの味のボケ加減に嫌になってしまいます。

中華スープにアサリを放り込んでも、ホタテを放り込んでも、しじみを大量に放り込んでも、そもそも出汁の引き方が違うのでエグミしか残りません。
魚介の旨味は遥か遠くへ行ってしまうのです。
じゃあどうする?
インスタントラーメンの如く魚粉で誤魔化して終わりか?

そこへラーメンの神が降りて来ました。

そうです。
スープと魚介の間にインターフェースを入れれば良いのです。

そのアイディアが日本酒。
アサリの酒蒸しからヒントを得たこの手法。

ものの見事にハマリました。

ラーメン1杯につき日本酒50ccを使用したアサリの酒蒸し。
これを完成した1杯分のラーメンに入れてやります。


魚介系のラーメン完成ですっ!!

日本酒が魚介の声の小ささを、見事にアシストしてくれています。
お酒は料理酒でも大丈夫。

料理が好きな方は是非一度試してみて下さい。
個人的には塩ラーメンがよく合うと思いますよ。



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コメント一覧

okamotokun
あらまー
お褒めの言葉をありがとうございます。
ムトー
アッパレ
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