来客やら料理やら、楽しい日々の事を書いていると、自分が病人である事なんて忘れてしまう訳で。
(仕事はどうした?)
定期的にやって来る通院診察の予定を迎えて、あっ病院行かなきゃと思い出したりします。
肺炎患者にとっては、駅の階段がきついのよね。
この日は呼吸器内科の診察。
大学病院のほとんどの診療科を受診しているお陰で、これだけ大きい病院施設のどこに何があるのかほとんど理解しています。
(入院も何度もしてるしねー)
今日の受付は2階のFで、診察室は70番台だな。
(自分にしか必要の無い知識)
けれども、実は状況は深刻。
何しろ長い間通院していると、似たような症状の方々とは沢山知り合うお陰で、みんながどんな状況でいなくなるのか前例に事欠くことはありません。
癌で最もやばいのが、肺に転移した癌が肺炎を併発した時。
この事例が最も早くその方に虹の橋を渡らせるようです。
って、それ今じゃん。
それもポピュラーな癌なら抗がん剤や治療薬もありますが、自分の持つ癌は非常に稀な癌。
治療薬はもちろん、まだ治療法すら見つかっていません。
医師からは気力で頑張れと言われて早1年。
毎回病院に行く度に、今日こそは余命宣告かなぁと覚悟を決めて通っています。
今日の呼吸器内科の診断。
何を言われるかなぁと覚悟を決めていましたが。
あれ?
改善してる。
凄いね岡本さん。
医師からの思わぬ言葉に拍子抜けする自分。
自分ではレントゲン写真を見てもよく解りませんが、医師から見るとかなり肺炎が改善されたみたいです。
この段階で肺炎が改善される事なんてあるの?
今まで色んな人を見てきたけど、自分でも初めての事例にびっくり。
そして肺炎の為の咳止めの薬も変更される事になりました。
何しろ今の咳止めを飲み始めてから3週間。
全身に痒みが広がり、1日に1時間程度しか寝られない日々が続いておりました。
それも身体が温まると痒みが酷くなるので、布団の上では寝ることが出来ず。
椅子の上で口を開けて寝落ちする程度。
昨夜は咳止めを服用するのを止めたお陰で、ようやく6時間も寝る事ができました。
寝れるって素晴らしい。
自分には他人より優れた気力なんてものは無いけど。
毎日美味しいものを食べさせようと、のー天気に料理の事ばかり考えていたのが良かったのかしら?
そうなると、これは我が家に来てくれたお客様達のお陰なんでしょうね。
ありがとうございます。
あっ だからと言って、みんなもっと来いと言ってる訳では無いからね(笑)