酒呑みの正しい生活

久世福商店

先日、ちょっと時間が出来たので、近所にある久世福商店に行って来ました。

ここは、自分にとってのワンダーランド♪
頭の中では何故か映画ビバリーヒルズ・コップの遊園地で流れる音楽が回っています。


見て、この乾燥した店内(笑)

陳列されている商品のほとんどが湿気厳禁。
多湿が大嫌いな自分と一緒です。

もう、ここから見える景色だけで、尻尾ふりふり。


中に入るとすぐに出汁パックが。

先日購入した右側の出汁パックは、イノシン酸を代表する鰹節中心のパック。
確かに味噌汁に合います。
鰹節以外にも色々と入っているみたい。

左側は昆布出汁ですって・・・
敢えて昆布では無くて、昆布の出汁パック。
凄く気になります。


他にもあご出汁、かつおと3種の削り節、かつおといりこ等。

なんで君は僕の弱いところを知っているんだ。
出汁の具材を合わせるのは、料理する人の常識だとは思いますが。
こんな魅力的な出汁を合わせたパックって、どれもこれも試したい。

けれど、ここに並んでいる出汁はみんなイノシン酸系。
大分類すると旨味成分の核酸系ばかりです。


来た来た、アミノ酸系に代表されるグルタミン酸、居並ぶ昆布たち。

どれも立派な昆布だなぁ。
日高はお手頃だけど、やっぱり利尻は高いなぁ。
でも、家庭で使うのなら日高の方がお手頃で手っ取り早いね。


そこにグアニル酸の干し椎茸、俗に言うどんこです。

旨味成分として最も美味しいと言われるのが、グルタミン酸とグアニル酸を混ぜたもの。
わかり易く説明すると、昆布出汁と干し椎茸を水で戻した出汁を合わせたものです。

椎茸って生だとグアニル酸を持っていません。
それが干すことによってだけ、グアニル酸を生成するのですが。

旨味の三大成分、グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸。
グアニル酸を作り出した日本人は偉いっ!
しかもこの旨味も、日本人が発見したんですよ。

今から100年ちょっと前に東京帝国大学(現東大)の池田博士が人間が感じる5番目の味として命名しました。
1908年のことですね。
この旨味、今では世界でも当たり前の味で、英語でもそのままumamiと書きます。


他にもほぐした鮭の瓶詰めとか。


色んな具材の佃煮とか。

もう欲しいものだらけだよぉ。
ここにいたら全部買っちゃうよぉぉぉ。


という訳で、今回は2点だけ購入。

前回購入した万能だしと、とっても気になる昆布出汁です。
化学調味料では昆布出汁という、舌に違和感を感じる昆布茶の親戚みたいな奴があるけど。
出汁パックの昆布出汁って気になります。

果たして本物の昆布との違いはどうなんでしょう?
後日実験に入ります、報告をお楽しみに。


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