岡野聖史です、こんにちは。
戦争や殺し合いというものは、正義ではあってはなりません。
しかし、肩書によっては「かっこいい」とイメージさせるものもあります。
その代表が「グラディエーター」でしょう。今回は、岡野聖史が、グラディエーターにまつわる話をしていきます!
岡野聖史とグラディエーターの真実
繁栄と平和の古代ローマ帝国では、コロッセオという闘技場で兵士や動物を戦わせていました。
当時はコロッセオに出場する戦士たちはヒーローでした。
そんなコロッセオで戦いを強いられてきた戦士のことを「グラディエーター」と呼びます。
グラディエーターの存在は現代でも有名なもので、コロッセオはいまでも観光客が絶えない名所となっています。
コロッセオはコロシアムの語源となったとされており、コロッセオの影響の強さもうかがえます。
たいていの漫画や映画などでは、グラディエーターは筋肉マッチョのイケメン集団として描かれています。
しかし現実はそうではありませんでした。
グラディエーターとしてコロッセオに登場していた男たちは皆“奴隷”として扱われていた人達でした。
そのため、致命傷を負っても誰も助けてくれなかったのです。
自分の肉体を極限まで守るために、グラディエーターたちは筋肉ではなく、脂肪を蓄え傷が筋肉まで届かないようにしていたそうです。
なので実際には微妙に筋肉質でふくよかな男が戦っていたとされています。
しかし、当時のローマには「強い男が好き」という女性で溢れかえっていたそうです。
そのため、グラディエーターたちはモテモテで、身分は奴隷であるのにかかわらず実際にはヒーローとして民衆から愛されていました。
ちなみに、グラディエーターは7種類の戦士で構成されており、チームではなく、個人で戦っていたそうです。
戦士の種類によって「強み・弱み」があり、それらの組み合わせや強さの引き出し方や弱点の付き方を戦略的な視点で楽しめていたのだそう。
例えば重装闘士(ホプロマキ)は、古代ギリシアの重装歩兵を模しています。
大きな円形の盾を持ち、片手には槍を持っています。
しかし、装備が重く機動力に難があります。
これに対して追撃闘士(セクトル)は大型盾と突くための短剣を装備をし、ある程度動き回れるように設計されていたそうです。
動ける分機動力はありますが、体力の消耗が激しかったり脚に怪我を負うと致命的だったりとデメリットもあります。
当時は、これらの特徴や戦術を組み合わせて戦闘していたそうです。
岡野聖史のまとめ
グラディエーターたちの戦闘は、現代ではできない娯楽ですが、当時はゲーム感覚だったようです。
今ではテレビゲームなどが普及し、なにか犯罪が起きれば「ゲームの影響」だと言われることもあります。
しかし、こういったグラディエーターたちの歴史を辿れば、人間にはだれしも残酷な部分があるのではないでしょうか。
以上、岡野聖史でした。