組織体制白紙計画のメリット

2005-06-19 | 学び キャリア しごと
夕べ書いたこととはちょっと別の視点で思い直した。事業計画を立てるときに、やる人が決まっているとコミットメントが醸成できる一方で、既存組織のケイパビリティ以上のことができにくくなることも時にある。これをやるにはこういった体制、こういった人が必要ですと、しがらみなく言えることはメリットなのかもしれない。それに、チャレンジングな目標も(一種無責任に)立てることもできる。今回は既存事業の再構築だったのでそれでよいのかもしれない。

“事業計画立案”というプロセスに関してはポジティブな面も捉えられるけれど、でもやっぱり“アントレプレナーシップ”ではないよな・・・。

でも、「企画」と「実行」がわかれるような大組織にいた人には違和感のないプロセスなのかな・・・。やりたいことは自分で手を挙げてやる、手を挙げた人に仕事で報酬を、という中で育ってきたから気持ち悪いだけなのかな・・・。いや、本来そういう趣旨のプロジェクトなのに、自分がここのポジションでこれやりたいっていうPLANまで入ってないのが、今後の人事は全く別のロジックで動きそうなのが、気持ち悪いだけなのかも。。とも思ったり。。

視界が広がると・・・

2005-06-04 | 徒然 気づき ひとりごと
長さは同じで幅の狭いマットでずっと厳しい練習をしていた新体操選手たちが、実寸大のフロアで同じことをやろうとしたらできない、という練習風景がテレビで紹介されていた。毎日毎日練習していたことだから、身体は覚えている。問題は、メンタル面のようだった。

具体的には、直線運動ができない(曲がっていってしまう)、移動距離を調整できない(躊躇してショートしてしまう)。どうやら幅の狭いマットのときには、横幅が制限されていたため思い切りよく完璧にできていたことが、視界が広がったために同じことができなくなるようだった。

高校男子新体操の春の選抜大会に臨む高校の大会までの練習の日々の紹介で、その学校には練習場がないのでマットで代替し、大会の直前に他校に赴き練習させてもらっている、というものだった。

それを観ながら、二つのことを思い出した。

かなり昔。お稽古場でさんざんレッスンしたのに、市民会館の舞台でリハーサルをしたときに大失敗。距離感のくるい、気負い。。悔しくて悔しくて、、本番はなんとか気合で無事乗り切れたけど。

数年前。仕事が変わって、これまでできていた(はず)のことまで、できなくなったこと。もちろんいろんな要因はあるが、振り返ると、目線をスイッチして切り替えてから、うまくまわり出したっけ。


環境が変わると、どれだけ自分の力として身についているか、が問われる。できること、できないことがクリアになってくる。

そして、仮に力が身についていたとしても、メンタルブロックを解除しないと、できることもできなくなる。

環境が変わらなくても、意識して視界を広げることって大切なんだろうな~