近場でごちそう

2005-09-25 | おいしいもの 店 レシピ
夕べは久しぶりに近場のビストロでご馳走(^^)。マコンヴィラージュ一本空け、お食事も堪能。いつ行ってもおいしいお店で、素材・料理のわりにリーズナブル。いつもながら思いのまま頼んでしまいました。のんびり幸せなひと時でした。

・生うにを添えた赤ピーマンムースとコンソメゼリー
・ハモンセラーノ
・平目のカルパッチョ
・ポテトフライ
・フォアグラのソテー
・ワカサギのマリネ

ビーフガーリックピラフ

2005-09-25 | おいしいもの 店 レシピ
三連休もそろそろ終わり。初日の晩御飯は、おいしい肉が急に食べたくなったので買い物に行って、ガーリックピラフに。山形黒毛和牛をサイコロステーキにして加えました。肉の味もご飯にしみ込んでいてとてもおいしく満足。

バレエ界の再生プロデューサー

2005-09-19 | 学び キャリア しごと
闘うバレエ―素顔のスターとカンパニーの物語

新書館

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東京バレエ団創立者である佐々木忠次氏著『闘うバレエ』を読んだ。倒産したバレエ学校の再建を頼まれ「世界に通用するバレエ団なら創ってみたい」と64年に創設。強みの定義、実践の場の提供、海外トップクラスのダンサーの招聘、若手の抜擢、ビジネスモデルの構築(資金源となるイベント会社、興行企画運営会社の設立)。なぜ東京バレエ団がうまくいっているのか、仮説どおりビジネスプロデュース力が大きかった。

■バックグラウンド
・親の影響で幼少時から舞台芸術に親しむ→芸大演劇科卒
・舞台監督助手、海外オペラ招聘の仕事、バレエ学校の舞台制作

■まずはビジョン
・手伝っていた東京バレエ学校の倒産→再建依頼
 →ふつうのバレエ学校ならやらない
 「世界に通用するバレエ団を創る」というビジョンを掲げる

■競合研究と強みの定義
・海外バレエ団の視察
 →体型の劣る日本人が強みを発揮できるとしたら群舞がきれいに揃うこと

■ビジネスモデルの構築
・初期、資金源となるイベント会社を設立
 当時儲かったファッションショー等の企画・運営での売上を資金源に
・民音とタイアップし海外バレエ団の発掘・招聘
・民音に変わって81年に日本舞台芸術振興会(NBS)設立
 NBSで海外バレエ団招聘、海外トップクラスダンサーとのタイアップ企画で
 東京バレエ団の露出を高める

■実力をつけるための実践の場の提供
・発表会の延長ではなく、プロとしての舞台をつくるために
 当時の日本の常識を否定、日本の業界関係者とはほとんど交流なし
・国内だけでは公演数が足りないため、当時では異例の海外遠征を開始
 これまで20回を超える海外公演を実施し、30カ国140都市で629公演
・当時日本の観客は芸術・技術を見極める目を持っていなかったので
 適正な評価を得られない(拍手のタイミング等)
 →海外の観客の反応を団員に体感させる

■無名の日本バレエ団が海外で評判をつくるしくみ
・海外で有名な振付家に直接交渉
 公演の版権を得ることに加え、東京バレエ団オリジナルの振付を 
 →海外公演での評判が高まる
・振付家や劇場の評判はネットワークで入手(パリ・オペラ座のバレエ団員等)
 バレエ団設立前の仕事によるネットワークが功を奏す

■若手の抜擢
・30代の指導者を抜擢
・配役も振付家が行うしくみに
 (海外ではあたりまえだったが日本ではコネ中心)


日本のバレエ界の時流をつくってきたような人で、さぞかし成し遂げたことへの達成感もあるだろうと思っていたが、「このバレエ団はぼくが招聘したんだ、ぼくが設立したんだ、などという感動はない」という。

「感動するのはただひとつ、観客とまったく同じように、舞台そのものに感動するということだけなのだ。(中略)そのときにはもう、仕事のことは考えていない。」

「自分と同じような感動を観客にも味わってもらいたい。日本の、そして世界の観客に、世界一流のバレエ団の舞台を、その感動を味わってもらいたい。それが東京バレエ団に託した、ぼくの夢だった。」

途中、バレリーナの裏話などもあり、面白く読めました。久しぶりに一気に読み終わってしまった本でした。

神山鶏カレー

2005-09-19 | おいしいもの 店 レシピ
この週末はのんびりしようと決めたので、買い物にも行かず、家にあったいつもの神山地鶏でカレーを作成。料理といえるほどの工程ではないけど、やっぱり自分でつくったものはおいしいです。サングリア飲みながらゆったり気分。(^^) 

フォン・ド・ボーのキューブを入れて煮込み、ルウはグリコZEPPIN。ペースト状のルウが中に入っていて風味があるのと、2皿分ずつ小分けに使用できるのがおすすめです。

起業家 桂由美

2005-09-18 | 学び キャリア しごと
TVで桂由美の軌跡が紹介されていました。日本では結婚式といえば和装しかなかった時代に、パリ留学中にウェディングドレスをみてこれを日本の女性たちのために日本に持ち込もうと思い立ち、市場を創ってきた人です。母親も一代で服飾専門学校を立ち上げた方で、ここでもやはり親の生き方が影響を及ぼしているようでした。

日本に戻って百貨店に売り込みに行ったものの和装とカニバルからという理由で取り上げてもらえず、昭和39年に日本初のブライダル専門店を赤坂に開設、日本初のブライダルファッションショーも開催。その頃は月3着ほどの売上で学校講師で食いつないでいたそうです。

思いは強く、母の支援もあって、4つの打ち手を打ったとのこと。

①日本人に合ったデザインに(ウエストラインを上に)
②オートクチュール(既製品)を用意:OLが1か月分のお給料で買えるように
③和装と洋装両方のブライダルへと啓蒙=市場の創造
④総工費4億円の乃木坂のサロンを広告塔に

ダイアナ妃の結婚式も後押しして、ドレスで結婚式・披露宴をあげる人たちが徐々に増え、ブランドを確立していったとのこと。

昭和39年といえば、両親が結婚した年。和装に加えてウェディングドレスの写真もみたような記憶があります。何の気なしに昔は見ていたけど、当時はかなり時代の先端をいっていたのでしょうか。

桂由美さんはドレスのイメージとはうってかわって貫禄のある方ですが、女性起業家の走りだったんだなあ、なんて思いながら、TVをみていました。

Balletもビジネスプロデュース力の差?!

2005-09-18 | 美しいもの 緑 Ballet
NBS(日本舞台芸術振興会)の年間会員になっていたこともあって、今年は8つも観にいくことができました。今年度の年間会員は満席で申し込めず、ギエムの最後のボレロという目玉も追加公演含めて抽選モレ。一般認知が広がってきたことはうれしいけれど、チケットが採りにくくなってきたのは悩ましいところ。次は来年3月までオアズケです。

こどもの頃は日本のバレエ団といえば、森下洋子の松山バレエ団が動員数もトップだったのに、最近では東京バレエ団ががんばっています。あと、熊川さんのとこのバレエカンパニーかな。

松山は後継者を育てきれず(いるにいはいるんだけど)、一方東京バレエ団は外国人有名ダンサー招聘や海外遠征を積極的に推進してきた結果、公演数や動員数でも開きが出てきている模様。ビジネスとしてのプロデュース力で差が出ているように見えて、とても興味深いところ。東京バレエ団の創立者である佐々木忠次氏の書籍を先日公演時に購入したので、ちょっと読んでみようかと思っています。


部屋の片づけをしていたらチケットが出てきたので整理までにUPしておきます。

2.13. 「ラ・シルフィード」東京バレエ団
     斎藤友佳理/マニュー・ガニオ
4.29. 「シルヴィ・ギエムの愛の物語」
    Aプロ:「マルグリットとアルマン」「真夏の夜の夢」
5.6. 同Bプロ:「三人姉妹」「田園の出来事」
6.21. 「ラ・バヤデール」ベルリン国立バレエ団
     ディアナ・ヴィシニョーワ/マラーホフ
6.25. 「ニーベルングの指輪」ベルリン国立バレエ団
7.10. 「シンデレラ」英国ロイヤル・バレエ団
     リーダーシーン・ベンジャミン/サモドゥーロフ
7.17. 「マノン」英国ロイヤル・バレエ団
     ギエム/マッシモ・ムッル
7.26. 「ドン・キホーテ」アメリカン・バレエ・シアター
     パロマ・ヘレーラ/フリオ・ボッカ

CDTVをみていたら

2005-09-18 | 徒然 気づき ひとりごと
音楽にどっぷりつかりたくなって、何を聴こうかな・・・と思いあぐねた結果、数年前にプレゼント用に編集したMDにしました。全15曲。我ながらよい選曲、曲順と自画自賛しながら(笑)、聴き終わったときにはプチリセット感がありました。

どうやら選曲基準は、
1.詩への共感(シチュエーションに応じて)
2.アレンジの気持ちよさ、カッコよさ
3.メロディーライン/声の気持ちよさ
の順番のようです。

音楽って、それを聴いていたときの気持ちがふぅっと思い起こされてきたり、情景が目に浮かんだり・・・それを一緒に共有できる人がいたら尚うれしいことですね。


メディア力

2005-09-18 | 学び キャリア しごと
単に今の仕事に関する知識やスキル、コミュニケーション力だけでは勝負できない、「メディア力」をどうあげるか。以前読んだ山田ズーニーさんの『あなたの話はなぜ「通じない」のか』もキッカケのひとつだったけれど、7月初旬の洞爺湖出張で多くの起業家たちと接したこと(そのときの無力感)と仕事の立場の変化(顧客経営者と会う機会が増えたこと)によって、インプットとアウトプットについての意識の仕方が変わってきてるな、ということを改めて感じました。

メディア力とは「言葉は関係性の中で人の心に届く」ということ。共感を入り口とし、信頼関係をベースとしたコミュニケーション。自分が本当に伝えたい想いを届けるために。

同じコンテンツを違う人が伝えたときに妙に賛同を得たりすることもあります。同じ出来事に対しても、登場人物によって、周囲の評価・反応は異なります。

相対的認知というよりは、絶対的な信頼関係や信念といったことがベースになるというのが特徴なのかなと理解しています。