
[生家(居間)で兄の白寿を祝う(右は次男のK君)]
わが国には中國から渡来した長寿を祝ういろいろな古来の風習があります
即ち、61歳の還暦、70歳の古希、77歳の喜寿、
80歳の傘寿、88歳の米寿、90歳の卒寿、
99歳の白寿、100歳の紀寿(または百寿)、
108歳の茶寿、111歳の皇寿、120歳の大還暦、
などがあります
また250歳を天寿とも呼ばれるそうです
私も、この16日に満83歳の誕生日を迎えたばかりです
そして
私には郷里山口県の長州宇部市に元気に暮らしている長兄夫婦がいます
兄は1920年生れで今年、満98歳を迎えたのです
昔風に言えば数え年で99歳、即ち [白寿] を迎えたのです
そしてその妻も昭和3年(1928)生れの満90歳の健康夫婦です
彼女は夫婦2人の生活の家事の一切を切り盛りして
誰にも頼らずに元気に過暮らしているのです
なんと素晴らしいことではありませんか
新幹線を利用し、昨日、今日と2日間の日程で
[名古屋]から[新山口]を経由して1泊計画で
郷里宇部を往復し、祝福の旅をしてきました
短命だった昔には到底至り得ない長寿だったのですが、
今ほど寿命の延びた今でも困難な長寿なのです
今は寿命が延びみんなが普通に享受できる寿命になりました
私にも到達できるかもしれない長寿の今頃ですが
決して安易なことではありません
それなりの注意と努力が必要なことです
でも、[白寿] は違います
安易に到達できる寿命ではありません
回りの世界をみまわしても最高の長寿です
兄はその至極目出度い長寿を私たちの目の前で達成し、
普通の生活環境の中で元気に今日を迎えたのです
なんら特別な公的支援を受けていないで普通に暮らしているのです
そして [白寿] を迎えた健康な夫婦なのです
実に日本の至宝の夫婦です
私たち兄弟の母マツも昭和5年に
享年百歳で世を去った長寿だったのです
この母の長寿を [米寿] も [白寿] も一緒にお祝いしてあ
げられなかったのが今でも残念でなりません
この悔しさを悔るために両親の遺骨を郷里から分骨してもらい
春日井平和公園の私の新築墓地に納骨し
機会を得ては墓参りをして焼香しております
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます