蒸し暑い夏を過ぎ涼しい秋になると私は趣味のウオーキングに熱中します
草原や山中を抜けて歩き一寸一休みと腰を下ろすとズボンの裾はこの雑草の実が鈴なりです
マジックテープに似た構造で5ミリくらいの実がいっぱいで簡単には取れません
一つひとつ手で取り除くしか方法がないのです やっかいな雑草です
他力を利用して自己の繁殖のために種子を広範囲にばらまこうとする自然の理によるものです
[くっつき豆になる萩に似た可愛い花です]
晩夏から秋口になると1mくらいに伸びた細い茎にピンク色の小さな可愛い花を咲かせます
これが秋に実ってズボンなどにくっつく厭なくっつき豆になるのです
ところでウオーカー泣かせのこの厭な種子の正しい名前を知らない私は 「くっつきまめ」 と呼んでいました
先日、生け花師範の友人が正しい名前を教えてくれました
「盗人萩 (ヌスビトハギ)」
と云うのが正式な学名だと知りました
面白い名前ですがWebで調べてみたら間違いなくその通りでした
最後にハギとついていますが萩の花に似ており同じ系統なんでしょうね
樹の枝立ちは丁度今頃紫の実を付けている[ムラサキシキブ]に似ています1
庭などに生えたこの雑草を抜き去るのに一苦労します
根が真っ直ぐ下方深く地中に伸び、予想以上に長くて手で抜き去るのに骨をおります
兎に角根絶するのは至難の雑草です