白い皿「逆襲のやまのうち(1)」
拙宅にはロボット掃除機というのがある。 直径四十cm弱程の、背の低い円壔状のロボット...
白い皿「逆襲のやまのうち(2)」
と、無理矢理思い込んだが、無理だった。なぜなら無理矢理、思い込んだから。 俺も最初...
白い皿「逆襲のやまのうち(3)」
そして俺は今日、風呂に入るタイミングで「バキューム山内」を出動させ、「おい、床掃除が...
白い皿「生まれるまえから貧乏人」
もしも前世があったとするならば、俺は高貴な人間であった。 貴族とか、或いは王子とかであったのかもしれない。 「高貴な人間であった」。もしもと云って仮定の話をしている筈なの...
「そして愛を誓うて貧乏になろうぜ、ベイビー」
俺達の運命は逐次変わっていく、それらに気が付かないから俺達は貧乏人なのかも知れない。しかしその様な事が何だというのだ。金で買えるものは安っぽいものだと、好きなロック歌手が言ってたぜ...