残照
光照りつける白い日に うっすらとした絶望が漂い続ける スーパーマーケットの屋上では、 ...
懐中をまさぐり
懐中をまさぐれば 銭は無いが時計在り 懐中をまさぐれば 友は居ないが敬愛が在り 懐中をまさぐれば 色慾は無いが慈愛が在る ...

仏眼
スリルある天気に、スリルある天気に 彼岸で生ける気力を失う時 情婦をぶち転がして 文学でオールナイト 文学でオールナイト 愛情半分、恐怖半分で 世界を支配したいなんておま...
正道みの俺ら、おててつないで海原へゴー
理想を掲げて海原えゴー 外部では頭の悪い学生が恋を語りその冷気で 結露で、窓が曇る。 其れで俺、実に幸福? 茶渋が跳ねる 手袋が落ちる そら外界では、青ぞらの下で真っ赤な...

人生に緊張する。という事は、つまり
普段、わたくし觜川おんが直に話す事は無いですが、 此所の名称は、 「美男子俱楽部」より「詩人生における、人生による人生と云...
或る詩人の独白
みなそれぞれ不幸があると思うが、 先ず、私の幸福は芸術に心酔できた事、最大の不幸は会社...
ハードロック
貰った本がしょうもなさすぎて笑う 本の装丁が、 俺の本より凝っててむかつく。 世間は何...