当店ご成約車輌、
2004年式ブラバスG58Lナビ取り付け作業です
初年度登録が2004年(H16)式ブラバス正規輸入W463241の一部は
インパネが前期型と同一で
オーディオスペースが1DINしかありません。
通常ですと仕方なくダッシュボードにモニターを乗せる『オンダッシュ』で対応しますが
このたび1DINスペースにモニターをインストールする
パイオニアのカロッツェリアサーバーナビ『AVIC-VH09CS』をお取り付けいたしました
上がモニター&光学ドライブユニット、下がHDDナビユニットです。
今回HDD側をシート下に設置するため
AD-F60という延長ハーネスキットを使用します。
作業に入ります。
この型のゲレンデはオーバークォリティーに作られているので
現行タイプよりも組み付けが頑強。
よってパネルがすぐ外れるところとそうでないところの差が激しく
作業工程が結構多いです。
フロントパネルを外します。
ゲレンデインパネの奥は広そうで広くない。
さらに大量のハーネスと操作ワイヤーが
ナビ配線を邪魔します
中途半端にパネルを外しても作業の邪魔になるので
潔く全取りします。
べろん。
さらに、この型のゲレンデは
車速パルス(スピード信号)を読み辛い。
なのでパルスジェネレーター『ND-PG1』を右リアタイヤハウス室内側に取り付け
タイヤを磁化させ、強制的にパルスを発生させます。
タイヤの中には強度を出すため、
鉄製のメッシュシートが前周に埋め込まれています。
このメッシュの一部分を帯磁させ、その磁力をND-PG1で読み取ります。
タイヤ全周の1/4を、専用ツールで念入りにゴシゴシ擦って着磁させます。
子供のころ、U型の磁石にクギをつけてしばらくおくと
クギがわずかに磁石っぽくなる、みたいな感じでしょうか。
車速パルスが読めない車輌には救世主のようなND-PG1です
仮的に全ての配線を取り回したら、動作確認を行います。
iPhoneも
おなかもすいたし~ビールも飲みたいな~んて~
わがままな僕を~ゆるしてよ ビールとプリンbyレミオロメン
キュンと来るなキュンと
気持ちの20%くらいを感傷に浸らせ、作業は続きます。
HDDのメインユニットはシート下収納スペースに設置します。
影のドン、HDDユニット。通常は封印扱いです。
これがサイバーナビにしかないスカウターカメラ
このカメラの映像をナビ画面で読み取り
実写に重ねてナビゲーションの案内をするという
次世代のシステムです
ほか、ドライブレコーダーの機能も持ち合わせています。
でもゲレンデのフロントガラスの角度がスカウターの認識ラインと微妙に合わないので
実車合わせの取付加工が必要です。
また、カメラは今では珍しいCMOS31万画素。
欲を言えば解像度と色の再現度が今ひとつ。いや価格を考えれば今ふたつ。
このへんはパイオニアにヴァージョンアップしてもらいたい箇所ですね。
さて、各動作確認も 組みつけていきます。
組付け50%位で実走行に出ます。
スカウターのカメラがナビ画面にインポーズされます。
なんと信号機認識学習中。信号機のほかに、まだ前車輌のテールランプも捕らえています。
信号が青になるとアラームで教えてくれるという、うっかり防止機能
これでもう、信号待ちでボーっとしていて青になったのに気がつかず
後ろからクラクションを鳴らされることもありません、たぶん。
学習が終了すると、信号機のみを認識。すごいな。
センター肘掛に置いたデジカメのスカウター動画です。
中央道八王子IC~虎ノ門までの試走です。
ブレブレですいません
AVIC-VH09CS、現時点では究極のナビシステムではないでしょうか。
当店でも販売・取り付け行っていますので
お見積もり、ご依頼承っております