久々にGetSports。この番組と「ナンだ!?」(←最近やってない気が)は、私が大好きなスポーツ番組の双璧です。テレ朝と南原と栗山エライ。
今日は上原浩治投手が取り上げられていました。
前半は、アテネ五輪予選の守護神として活躍してるときの映像や話から、上原の武器、持ち味について分析。「テンポが早く、相手打者に準備をさせない」ところが強調されていました。「キャッチャーミットに球が入ったときから、次の投球のイメージが始まっている」のだそうです。
象徴的な例として、韓国戦の最終回、その日本塁打を放っている2番の選手を迎えたときの様子が紹介されていました。
初球やや甘めのコースで見逃しストライク。「前の打者が3球で打ち取られているので振ってこないと思った」そうです。なるほど。
追い込んで、低めのストレートがギリギリ「低い」と判定されてボール。日本贔屓の中継の実況アナ、解説者も、その判定が不服らしく、「決まったかと思ったんですけどねぇ・・・」とつべこべ。
上原は、その時の打者の見逃し方を冷静に見ていて、「同じ高さから落とせば空振りすると思った」そうで。なるほどなぁ。
その通りのコースにフォークで空振り三振。
プロの中でも超一流のピッチャーってスゴイ
後半は、上原が新球シュートを習得したことについて取り上げてました。
なんでシュート?
要約すると、上原は非常にコントロールが良い。良いのだが、良すぎて、「どこへ投げるか判らない」という怖さがない。だんだんそれが相手打者にも判ってきて、アウトローギリギリいっぱいに投げても、相手にそれを読まれていたりすると踏み込まれて痛打を浴びてしまうようになったと。
そこでシュートです。シュートの有効性ってよく言われますよね。北別府なんかコーチのときに「全員シュートを習得せよ」なんて言ってたし。巨人だったら西本とかガルベスとかですか。我らがノムさん(いや別に「我らが」というわけではなく私が勝手に尊敬してるだけ)も登場して、判りやすく解説してらっしゃいましたぜ。
上原、「シュート使いは縫い目に沿って投げたらシュートしますよとかいうけどならへんで。スライダーになる」とか言ってたな(笑)
最初はやっぱり難しいんでしょうねプロの超一流でも。オフやキャンプで、後輩の西村(←広陵の優勝投手)に教えてもらったりしてきっちりモノにしてしまうあたりもスゴイ。メジャーとのオープン戦でもきっちり武器に使っている様子が映し出されていました。
なんか手ごわそうだなぁ。
勉強になったのは、その後の栗山と南原の「なんで踏み込まれたくないか」を検証
する実演。栗山がゴムボールをトスして南原が打ちます。アウトコースに来ると判ってるときはうまく打てるが、インコースを意識づけられると身体が開いちゃって、外の球にメロメロになる。
野球中継見てると、非常によく言われることですが、素人が(ってナンチャンは野球うまいですけどね)実演してるのを見ると、なんだかよーく判りますねー。
来週は、青木宣親の打撃理論だそうです。コマ?城島もコマって言ってたな。
途中に出てきた桑田の引退を短くまとめた映像も良かったです。現役時代、特に若い頃はどちらかというとキライな選手でしたけど、怪我してから、ベテランになってから、巨人をクビになってからは、なんだかどんどん好きになっていった投手です。
清原とはエライ違いだ。西武に居た頃は好きだったのに;;
プロ野球って楽しいですねー。上原もそのうちメジャーに行くんだろうな。残念なことです。ま、FAがある以上はしょうがないよね。せいぜい引き止めるこった。
では、また。