未来を拾いに

aikoのことしか頭にないひとのブログ

松山城

2009-12-02 03:34:45 | 紀行

坂の上の雲、いいねー!! 
オープニングで既に涙腺が;; 

やっぱり役者さんの演技力と脚本だね! 

感想はまたいつかそのうちじっくりと・・・というわけで旅日記の続きでも。 

「城は、松山城という。城下の人口は士族をふくめて三万。 
その市街の中央に釜を伏せたような丘があり、丘は赤松でおおわれ、その赤松の樹間がくれに高さ十丈の石垣が天にのび、さらに瀬戸内の天を背景に三層の天守閣がすわっている。 
古来、この城は四国最大の城とされたが、あたりの風景が優美なために、石垣も櫓も、そのように厳くはみえない。」
~司馬遼太郎『坂の上の雲』より 



名文ですなぁ。 

松山藩は「賤ヶ岳七本槍」のひとりとして有名な加藤嘉明が、関ヶ原の功によって最初に封じられてできた藩だとか。 
松山城も加藤嘉明の造営によるものですし、「松山」という名も嘉明の命名によるものと言われています。 
嘉明という人は、例えば戦国無双とかのゲームに出てきてイケメンで女性ファンいっぱい!ってことに後世なるほどには高名ではなさそう。 
が、長命して、家光あたりの代になっても戦国生き残りの歴戦の大名として畏敬されている-という描かれ方も多いみたい。 

家康が死の床にあるとき、秀忠に、家康死後の天下を治めるにあたり留意すべきポイントを物語するのですが、「嘉明には注意」って説教されるシーンは割と有名かも知れません。 
嘉明はそれほどの野心家にも見えないし天下を覆すほどの実力もあるようには見えないと秀忠がいうのですが、いやいや、音頭の拍子が良ければああいう者も踊りだすもの、ゆめご油断あるな、ってやつ。 
嘉明は大したやつではないのでは・・・と秀忠にまでいわれてしまういうくらいの扱いな中堅豊臣恩顧系外様ってイメージ; 

「釜を伏せたような丘」にいくのにロープウェーがあります。 
そこにいく通りがちょっとオシャレで綺麗な商店街。 


 

ここはもう松山市が威信をかけて整備した観光資源! 
ボランティアの皆さんかな? 
明治のはいからさんみたいな格好したお兄さんやお姉さんがお土産を売ってたり、案内してたり。 

ゴンドラとリフトが選べます。 

  

リフトの方がおもしろそうじゃんね。 


ここは広くて、丘から天守閣までも楽しめますよ。眺めがいいんだわー 

  
  
 

ね! 
広島城とは比べ物にならないくらい壮麗で立派です! 

  

江戸期の城ですが、やはり軍事要塞。 
攻める途中、いたるところから鉄砲に狙われ、伏兵に襲われ・・・ 
命がいくつあっても足りなそうな構え。 


天守閣にはスリッパを借りて入ります。中は例によってちょっとした博物館ね。

 

昔の人が書いたと見られるサムライの落書き(笑) 

展示物は~あんまり印象に残るほどの珍しいものはなかったかも。 
が、小田原よりはだいぶ綺麗に整備されていてやる気に満ちていた印象です。 

 

愛媛にきたらこれだよね♪