NHK「坂の上の雲」第一回。
視聴率は17%;
天地人より下ですか↓
裏番組の亀田興毅vs内藤大助が40%超だったのでこれでも健闘なのかも知れません。
私は録画ですが、最初の数分で感極まり!
古写真がいっぱい出てきてね、その顔のひとつひとつを眺めていると、明治の日本人は偉かったなぁって思うのと、その健気さというか一本気というかただひたすらにその向こうを信じて坂の上の雲を見て駆け上っていく感じというか。
つまりあれですよ「前へ」なのですよ!
キャストも原作のイメージにとっても似合ってて。
好古の子役は天地人の殿。
真之の子役ははだしのゲンの子!
↑この子うまいよねぇ
腕白な淳さんのイメージをホントにうまーく演じてたと思います。
長じたのちの阿部寛、本木雅弘、香川照之のお三方はいわずもがなね!
ナレーションは渡辺謙さんで。菅野美穂がいい!こんな人と結婚したい!!
そのほかの役者さんも実力派ぞろい!
NHKのドラマはこうでなくては!
演技も映像も音楽もクオリティが高いですよ。もうこれは映画だと思った。
そりゃあのNHKがその威信をかけて製作したドラマですから。
受信料払う価値があるっていうものですよ。ねぇ。
ってか、すっげー金かけてそうだな@@
第一回「少年の国」は、3人の幼少時代から、松山を出たところまで。
旅立ちの別れってなんかいいですよね。
若くて、大きな志をもって、未来への希望を抱いて、故郷を出づってね。
松山の町、松山の人たちがこれまたいい感じなんです。
私は埼玉から東京へ進学したので、それほどでもなかったのですが、地方から東京へ進学とか就職とかする人たち、した人たちは、
きっと同じような気分を共有できるんじゃないかなあ。
私は広島弁ももう話せないしね。
子供がいたとしてもじいさんばあさんのうちは狭山だしなあ。
私はずっと育った町ってその狭山の家じゃないからね、物語もできんわけですよ。
田舎がある人がうらやましい;
ところで、気になる言葉がでてきました。
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イギリス紳士は博愛精神に富み、弱きを助け強きをくじく。
常に法をよりどころにして犯罪や不正を憎み、正義を貫く。
English gentlemen are philanthropic,
assisting the weak and striking down the strong.
English gentlemen detest all unfairness and fight for justice
while showing great respect for the law.
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これは原作にはなかったものです。
明治の日本人は、世界に飛び出して、近代的な国家として国際的に認められるためには、まさに上記のようであらねばならない!と強く思って、事実そのようにあろうと振舞った、というのは原作の大きな柱のひとつですが、それでかな?
が、現実の帝国主義の世界ってのはそんなところではなかった、というのもまた一方であって。
そのあたりがね、この小説をして独特の感動をもたらしてくれるところで、いーんですよ。
この3人と明治日本の、その先に待っている運命やいかに!
ってか、映像にするとどのようになるのかなぁと思うとほんと楽しみで楽しみで。
早くこいこい日曜日ってなもんですわ。
この感じ、昔の大河では味わえていたんですが最近はとんとご無沙汰です。
久しぶりだなーこの感じ。
なんかうれしかったです。
期待に違わぬように作ってくれてると思います。