新聞で「こういうの好き」系の記事を見つけた。ああ、なんと良い響きなのでしょう!如何にも世界史って感じがしませんか。
名前の通り図なのですが、どういう図かというと、「こんいつきょうりれきだいこくとのず」と読むそうです。縦150cm、横163cm。世界最古クラスといわれる世界地図で龍谷大が所蔵しているそうです。
日本列島のほか、朝鮮半島から中東、欧州、アフリカ大陸が描かれています。1402年作製。朝鮮王朝の官僚が、明王朝から持ち帰った2つの地図を元に完成させたとの由来が地図の表にあるとか。そのさらに元を辿ると、13~14世紀のモンゴル帝国が、支配下の中華地方で作らせた「らしい」。
ポルトガル人バルトロメウ=ディアスがアフリカ大陸南端を「発見」したのは1488年といわれています。大航海時代よりもはるか前に、モンゴル帝国が世界を把握していたことを示す史料というわけです。
現在世界に通用してる世界史って、ヨーロッパ人の視点からのものなんだなーというのがよく判ります。それについて文句をいうつもりはありませんが
昔、世界地図でみたら日本は真ん中なのに、なんで「極東」なのかって思った記憶はありませんか?
日本人は自分の国のことを「日本」と言い出したのは結構昔のことのようですよね。「日本書紀」という本があるように、既にその頃には、自分たちの国が国際的には一番東の辺境にあるという地理的な認識があったようです。
「日出づる国」とはよく言ったものです。
だからなんだといわれると別におちはないわけですが;