実に44年ぶりだそうですね。関係者の皆さん、ファンの皆さん、おめでとうございます!
日本ハムファイターズといえば、思い出す方々がいます。私が初めて日本ハムの応援席でゲームを観戦したとき。まだオレンジユニフォームで、場所は東京ドームでした。相手は今はもうなくなってしまった近鉄バファローズ。
私は当時も特にファイターズファンというわけではありませんでしたし、西武球場では何度も相手としてファイターズのゲームは観ていたのですが、暇だしたまにはのんびりいつもと違うチームの試合でも、という軽い気持ちでライトスタンドへ行ってみたのです。
週末のデイゲームだというのに、スタンドはガラガラ。それでも少人数ながら応援団がいました。
おっさんばっかりの。まぁ若い兄ちゃんもいたかな。少数ながらお姉さんもおばさんも。
カープのように「熱狂的」という雰囲気ではありません。が、「本当にこの人たちはファイターズを愛しているんだな」というのが、本当に伝わってきました。選手を応援する眼差しが温かかった。声援が温かかった。エラーしても、凡退しても。初めてファイターズ側のスタンドに来た私たちにも温かかった。「へー、初めて来たの。今日はファイターズを応援してよ!」って感じ。
5回裏、でしたか。ご存じの方はご存じかと思いますが、グラウンドキーパーもスタンドの整備員もみんな踊るYMCA。スタンドまで来て愛嬌を振りまくファイティーくん。
何と言うんですか、ファイターズを取りまく全てが温かいなぁ、と感じました。のんびり観戦するつもりで来てた私たちも、いつの間にかみんなと一緒にファイターズを応援。
試合の方は、同点の9回裏でしたか、延長だったかな?井出のサヨナラホームランで劇的な幕切れ。そりゃ嬉しかったですよ。みんなで喜びました。忘れられない良い思い出の一つです。
今日の日本一を観て思いました。いつか一緒にファイターズを応援したあの方たち。会ったのもお話したのもあの時だけ、一生再会することもないでしょう。今もどこでどうしてるか分かりません。けど、きっとどこかで、きっと今ごろは、めちゃめちゃ喜んでいるだろうなと。
私からすると、東京ドームで胴上げを観させてあげたかったな、とも思います。けど、あの時の応援団の方々だから、きっとそんなことは関係なしに、喜んでいるだろうなと思えます。
あの時のみんなも、おめでとう!