◆◆12/8記事◆◆
◆12/8(日) 「ゴミ山で物資を探すガザの人々、今まで見なかった光景」。UNRWA清田明宏さん、人道危機の深刻化を懸念(ハフポスト日本版)
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田明宏・保健局長の11月28日、東京都内での記者会見発言。
・これまでにガザ地区の9割の地域で避難勧告が発令。
・他国への避難ができず、ガザの人々は生活に必要なものだけをもち、移動を繰り返しながら生き延びている。
・住まいを追われたガザの人々は「テント」で生活を送っている。国連やNGOの支援で届けられた丈夫なテントもあるが、木材を組んでビニールシートを被せたような脆弱な造りのものがほとんどだ。
・テントは海沿いにまで広がり、冬の生活に懸念が残る。壊れていても自宅の方が良いと、窓も扉もない崩壊した建物に布などを吊るして暮らす人もいる。
・ゴミの山に家族連れやいろんな人が集まる。ゴミの中でも使えるものを探しながら生きていくという、人間の尊厳の崩壊が起こっている。
・ガザに安全な場所はなく、尊厳が守られるような状況では全くない。
・ガザでは下水処理場や浄水場などの水関連施設が破壊され、街中の至る所に下水があふれかえっている。
・9月にUNRWAや世界保健機関(WHO)などが、10歳未満の子どもへのポリオ集団予防
接種を実施。11月上旬までに接種対象の子どもの約94%が2回目の投与を受けた。
・ガザで800人以上の医療や保健従事者が犠牲になった。命をつなぐ組織への攻撃は許されない。
・イスラエル議会は10月28日、UNRWAの活動を禁止する法案を可決。2025年1月に施行され、食料や燃料、医薬品の輸送や医療従事者らの移動ができなくなる。
・どのような背景があったとしても、人が犠牲になり、必要のない苦しみを受けるというのは、あってはならないこと」だ、一刻も早い停戦を。
◆12/8(日) シリア内戦で大規模攻勢 反体制派を率いる組織「HTS」とは?(毎日新聞)
シリア反体制派「ハヤト・タハリール・シャム」(HTS)はどんな組織なのか。
・HTSの指導者・ジャウラニ氏、イラクでアルカイダ系として反米武装闘争参加、2011年にシリア内戦にヌスラ戦線を設立し参戦、6年にアルカイダと断絶、17年に複数の武装組織を吸収しHTSを結成。
・拠点のシリア北西部イドリブ県で「シリア救国政府」設立、3万人の戦闘員、石油などの資源も管理し一定の経済力もある
・HTSは米国や国連などがテロ組織に指定
・シリアではクルド人組織を含む多様な反体制派が各地で勢力を維持しており、「イスラム国」(IS)も今月、東部で一部地域を支配下に置いた。仮にアサド政権を打倒したとしても、反体制派がまとまるのは容易ではない。
◆12/8(日) シリア大統領はどこに 未明に飛び立った1機に搭乗? 行き先不明(毎日新聞)
反体制派が8日未明に首都を制圧したシリアで、アサド大統領の行方不明が続いている。すでにダマスカスを離れたと報じられているが、行き先や方法は分かっていない。反体制派がダマスカスを制圧したころ、国際空港からは1機の飛行機が離陸しており、アサド氏が搭乗していた可能性も指摘されている。ダマスカスの空港を離陸し、しばらく東へ進んだ後、北西へと進路を変えた。そのままアサド政権を支援するロシア軍の基地がある西部ラタキア方面へと向かったが、中部ホムス上空で大きく進路を変え、今度は南東へ向かい始めた。だが、その直後、ホムス西部で航路が途絶えた
。
◆12/8(日) シリア・アサド大統領が首都脱出か、親子2代50年の統治が存亡の危機(ロイター)
シリア反政府勢力は8日、抵抗なく首都ダマスカスに入り、ダマスカスが「アサド大統領から解放された」と発表した。ロシア、イラン、そして反政府勢力の主要支援国であるトルコの外相らは7日にドーハで会談し、シリア領土保全の重要性と政治プロセスの再開について合意したと発表した。これら3カ国はアラブ5カ国との共同声明で、軍事作戦を中止しシリアの民間人を保護するには政治的解決が必要だと述べた。
しかし、これらの国々が具体的な措置について合意したと示唆するものはなかった。
◆12/8(日) 反体制派、「首都解放」宣言 アサド政権、崩壊か 大統領の所在不明・シリア(時事通信)
内戦下のシリアでアサド政権への大規模攻勢を仕掛けた反体制派勢力は8日、国営テレビを通じ、「ダマスカスを解放し、政権は崩壊した」と首都制圧を宣言した。
シリアのジャラリ首相は、自身はシリアにいるとした上で「シリア国民に選ばれるいかなる指導部とも協力する用意がある」と表明。「シャーム解放機構」(HTS、旧ヌスラ戦線)の指導者ジャウラニ氏は8日、公的機関は正式な引き渡しまで首相の管理下に置かれると主張した。
◆12/8(日) アサド氏、大統領辞任を決断 シリアから退去 ロシア外務省発表(毎日新聞)
ロシアは8日、シリアのアサド大統領について、大統領を辞し、国を離れたと発表した。アサド氏が内戦の参加者らと協議し、平和的に権力を移譲するよう指示を出したという。
◆12/8(日) イラン大使館に武装集団侵入 シリア・ダマスカス 衛星テレビ報道(毎日新聞)
ダマスカスで、イラン大使館に武装集団が侵入した。