ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

イスラエルが新たな条件を出し、停戦合意進まず

◆◆12/25記事◆◆

 

◆12/25(水) イスラエル軍、ガザ北部の病院で職員や患者に退去強制(ロイター) 
24日、軍は、 ガザ北部のインドネシア病院の職員や患者に退去を強制し、一部の人々は数マイル先のガザ市にある別の病院まで徒歩で移動せざるを得なくなった。インドネシア病院は、ここ3カ月近く、北部でなお稼働している数少ない医療施設の一つ。軍は同病院を囲むベイトラヒヤ、ベイトハノウン、ジャバリアの3地区でイスラム組織ハマスの戦闘員を標的とする作戦を行っているという。軍が23日に病院側へ退去命令を出し、24日にすぐ部隊が突入し、病院内の人々を無理やり追い出した。ガザ北部にあるアルアウダ病院とカマル・アドワン病院も軍の攻撃を受けている。2つの病院とインドネシア病院はこれまで、軍からの退去命令を拒絶してきた。

◆12/25(水) ハマス、ガザ停戦「合意に遅れ」 イスラエルが新たな条件と主張(時事通信) 
 ハマスは25日、声明を出し、「占領者(イスラエル)が新たな条件を提示したことで、合意が遅れている」と訴えた。仲介国カタールとエジプトの代表者との協議はドーハで続けているという。 ハマスは交渉で「責任と柔軟性」を示したと強調。しかし、ガザからのイスラエル軍部隊の撤退や、同国で収監中のパレスチナ人の釈放、避難民のガザ北部への帰還などに関し、イスラエルが新たな条件を加えたと主張した。具体的内容には触れなかった。 

◆12/25(水) 聖地ベツレヘム、祝福なき祈りのクリスマス ガザの戦闘が影を落とす(朝日新聞デジタル) 
 ベツレヘムは24日、2年続けて、悲しみが漂うクリスマスイブを迎えた。
 世界遺産の聖誕教会前の広場には、毎年恒例となっていた巨大なクリスマスツリーやイルミネーションは2年連続で設置されなかった。軽食や土産物を売る屋台が並んでいたが、客足もまばらだ。

◆12/25(水) ガザでXマスミサ 攻撃終了と平和祈る(時事通信) 
 ガザ市のキリスト教会で24日、クリスマスミサが行われ、参加者は「攻撃の終了と平和の回復」を祈った。2023年10月の戦闘開始以降、少なくとも教会2カ所がイスラエル軍の標的となり、計20人が死亡した。

◆12/25(水) 「邪悪な勢力」打倒へ決意 イランなど念頭か イスラエル首相(時事通信)
 ネタニヤフ首相は24日、全世界のキリスト教徒に向けてのメッセージを出し、「イスラエルは邪悪で専制的な勢力との戦闘で世界をリードしてきたが、戦いは終わっていない。あなた方と神の助けがあれば、われわれは勝利できる」「イスラエルとの和平を望むすべての人々との和平をわれわれも希求するが、唯一のユダヤ人国家(イスラエル)を守るために必要なら、何であれやる」とした。イスラエルには人の2%弱に当たる約18万5000人、パレスチナ側にも約4万7000人のキリスト教徒がいる。  イスラエル首相府は24日、仲介国カタール入りしていたイスラエル代表団が「内々の協議」のため帰国すると発表した。ただ、カタールでの協議は「意義があった」としている。カタール外務省は「停戦合意を追求するため、すべてのドアを開いた状態にする」と語り、妥結に向け手を尽くす考えを示した。 

◆12/25(水) シリアで宗教の自由は守られるか 炎上するクリスマスツリーにキリスト教徒が抗議(ロイター) 
 シリア西部のハマーで、クリスマスツリーが炎上する様子を撮影した動画がソーシャルメディア上で拡散し、同国に住むキリスト教徒による抗議デモが起きた。しかし、火災の場所や日付や火災の原因は不明。ダマスカスでは24日、数百人のキリスト教徒がツリーへの放火を非難。「イエスよ、私たちはあなたの兵士だ」と叫んだ。
 シリア暫定政権を主導する「シャーム解放機構」(HTS)はキリスト教徒やその他の団体に対し、シリアは安全だと主張するが、HTSはかつてアルカイダと協力しており、今でもキリスト教徒を異教徒とみなしている。

◆12/25(水) イスラエル軍、イエメンからのミサイルを迎撃 数百万人が避難(ロイター)
 軍は25日、イエメンからイスラエルに向けて発射されたミサイルを迎撃したと発表した。数百万人のイスラエル人が避難した。1週間で5度目のことだ」とした。約9人が負傷したとの報告がある。

◆12/25(水)  エジプト在住シリア人、強制帰国におびえる 新法で難民認定不透明(ロイター) 
 欧州各国は、アサド政権を打倒するとすぐ、シリア人による難民申請の受付を停止。他の国も対応に動いている中で、エジプト議会も先週、政府に難民資格を改めて決定する権限を与える法律を承認した。この法律でエジプトにいるシリア人が難民と認定されるかどうかはまだ決まっていない。
 世界中で難民として暮らすシリア人は推定600万人で、主な居住地は近隣諸国。今後半年で100万人が帰国する見通しだが、一部のシリア人は無理に国へ帰される事態を恐れている。観光や留学、商用などでエジプトに入国した多くのシリア人の滞在許可の更新を現在停止、安全保障上の審査を行った上で決定することになる。
 エジプト在住シリア人の大半はこの新法を懸念し、帰国命令が出るのを警戒している。自動車部品関連事業をしている男性は、滞在許可の更新手続きが遅れ、UNHCRに難民認定を申請した。子どもの学校や経営する会社などエジプトに残りたい理由を挙げ、シリアに戻るとしても、今ではないと強調した。
 エジプトは自国の経済危機と格闘している状況のため、政府内からは多数の難民は「重荷」だ。エジプト国内にいる難民は約80万人、シリア人は15万9000人。エジプトの滞在許可を取得しているシリア人は数十万人に上る。

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