ガザの食糧危機はどう表現してよいのかわからないが、レッドゾ−ンを超えている点で今すぐに解決しなければならない問題だ。農業・食料システムがイスラエルのパレスチナ占領、ガザ封鎖の中で破壊されてきた。その土台が今日のガザの食糧危機を作り出しているという指摘は、一面で正しい。
現在のガザの飢餓はイスラエルがジェノサイド、民族浄化のために実施している軍事作戦で引き起こされている。イスラエルの胸先三寸にかかった問題なのだ。その意味では、ガザの飢餓はイスラエルの軍事作戦を止めれば、ひとまずは解決できるだろう。検問所からガザに入る支援の食料を増やせばよいのだ。停戦が成立すればひとまず解決する問題だ。
福岡市で闘病中の友人のガザの息子たちが言っている。ガザでは、今週の火曜日(明日)に45日から60日の停戦が成立するらしい、という噂でもちきりらしい。根拠は不明だ。
ニュースはシリアでのアサド政権崩壊で埋めつくされ、停戦交渉などは消えてしまっている。一週間前くらいから、カタールが米国の意思を受けて、停戦交渉仲介に再度乗り出し、イスラエルの高官もそれらしい情報を流している。
停戦交渉に何の希望も持ってはいないが、ガザの人たちの今すぐ停戦が成立してほしいとネ願う気持ちを叶えたい。今すぐの停戦しかガザの飢餓地獄を解消する道はない。今すぐ停戦を。
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