お寺ふぁん続々・続

タイトル誤認、お寺めぐりだけじゃない日常の切り取りです。

沙林 1Q84 (2)

2025-02-01 10:41:01 | 日記

 青豆と天吾、そうかはわからないけど1Q84はその二人のラブロマンスと受け取った。背景が厳しいけど・・

 

 しかし、沙林は違う。

 小説を言いながらもドキュメンタリーの面がある。

 教祖ほか主要幹部の死刑を以って解決したという事件だが、今なお不安が残る。

 

 松本の裁判官宿舎の近辺で謎の毒物死傷事件が起きた。

 警察は”薬物好き”の一民間人が犯人との線で事件を見、マスコミがこれを追った。

 犯行現場は池の周辺という思い込みから実際の現場保存はされなかった(捜査車両が走りまわり事件の痕跡は消失)。

 富士の教団施設周辺でも謎の毒物事件があった。

 立ちふさがったのは宗教、宗教は信教自由の法理論から厚く保護される。

 言い換えれば立ち入れない。

 当時警察はまだ民間人説を捨てていない。ビーカー、フラスコ程度のもので致死性毒物が生成できるとの稚拙な推論である。

 

 ここでの躊躇が地下鉄サリンを起こさせる。

 

 無理もないかも・・

 サリンは化学兵器、平和な日本で使われるはずがない。

 そもそもサリンてなんだ?

 

 事件発生に際して精神科医で衛生学にも詳しい九州大学教授(筆者)が対応を進めていく。

 事後の裁判についてもである(所見や鑑定の証人)。

 

 そしてその先の現在である。

 もし、サリンに限らず未知の毒物が散布されるようなことがあれば、まさか・・などと言っていないで対応できるんだろうか?

 教団はカラシニコフのコピーなども作っていた。

 同銃は部品数も少なく、構造も簡素で第二次大戦時の武器であるにも関わらず広く世界で現役である。

 相手が無力かそれに近い状態の近接戦闘なら精度は特に重要ではないだろう。

 わずかな加工技術があれば安価に大量生産が可能ということで、どこで作られても不思議はない。

 

 つまり、日本であっても毒を撒いて突撃銃で武装した勢力の活動が可能ということかな。

 内憂であり、外患ともリンクできるかもしれない。

 そんな中で緊急の対応力が試される機会の訪れないことを切に願いたいが、その機会は必ずやあるという確信は持ってもらいたいものだと思う。

 

 ちなみに「沙林」は適当な当て字かと思ったら、台湾におけるサリンの表記らしい。

 筆者も交流を持ったようだが、台湾に毒物(毒ガス)の著名な研究家がいる模様。

 

 

 

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沙林 1Q84

2025-01-30 18:30:33 | 日記

 もう古い本になる。

 「沙林」と「1Q84」を読んだ。

 沙林はずばりオウム事件、1Q84も潜伏などオウム事件を背景にしている面があるという。



 まずは1Q84、1984年を舞台とした小説である。

 だれもが生活している1984年と異世界1Q84年が複雑に錯綜しながら同時進行する。

 1Q84年には空に月が二つ浮かぶ。

 突拍子もなく、”ありえん”というストーリー展開であるが、なにか現実味を感じてしまった。

 そして背景は黎明か薄暮のトワイライト、冷たい透き通った青。

 聴こえているというヤナーチェクのシンフォニエッタがとても似合う。

 

 セックスもバイオレンスも殺人さえもある。

 しかし、あり得ない美しい世界である。文学というのはここまで美しいのか・・

 IQ84は境界知能と言われる。それもあるのかな?と思ったがそれは無縁のようだ。

 若い男女のハッピイエンドと言えるのかな・・

 何かそうではないところを感じさせるものがあったが、続編は出されなかったようだ。



 長くなるのでまずはここまで。

 

 

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春の訪れ ・・? 冬の花

2025-01-29 11:28:07 | 日記

 気象天候が急変、豹変するのが春

 そう思えばなんともないのかも・・

 

 とにかく寒いです 今日は風もあります。

 

 本格始動を前に開花の動き

 


 まずはこれですね。年末からちらほら・・

 

 

 

 そして、うめ・・ っと、あれ気の早いさくらさんでした。

 

 





 北極くらい冷えてるようです ・・北極知らんけど・・・

 温かい春はまだまだですね。

 

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阪急電車

2025-01-25 16:03:56 | 日記

 関西私鉄の大手

 茶色ぽい電車で京阪神を結びます。(マルーン色というそうです)

 

 母体線? 電車の需要の無い地域に需要を造り出した宝塚線。

 これは宝塚に向かう列車です。

 

 

 またこの駅で箕面へ分岐します。

 飲兵衛街、学生街・・最近はどこもですが西アジアン系・・

 駅付近はカオスといった風情があってなじめます。

 

 阪急宝塚線「石橋阪大前」、ちょっと前まで、いやだいぶ前かな、端に「石橋」でした。

 

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伊丹散歩 大きい子もみぞか子も

2025-01-19 18:18:35 | 日記

 飛行場・・? うるさい、危険、迷惑施設、出てけ・・

 では・・と移転話も具体化が見えると自治体た~いへん・・”ぜ、税収が~( ;∀;)”

 

 今では都市近郊の空港は、かなり遠くまで出て行ってしまって伊丹は珍しくなりました。

 ただ、航空機の性能(安全性)は大幅に向上、低騒音化も進んでいます。

 

 宝塚の山に向かって飛んでいきます。

 これが一般的コースRW32ですね。

 

 次の一瞬で接地です。

 

 タイヤスモークを発してANA機のランディング。

 

 

 大きい子(B787やB777)や中くらいの子(B737)、小さい子(三菱CRJ)から極小ちびっこみぞか号(胴体底面にクマモン描いてます)まで次々にやってきます。

 人間のちびっこ、あんまり喜んでない?

 

 周辺に自然が多く残っているのできつねとかいるようです。

 ”こ~んこん🦊”  じゃましちゃだめだよ あぶないよ!

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