今年の読書会のテーマは「ファンタジーを愉しむ」で、今回は恩田陸の「光の帝国」でした。
図書館の昨年の貸出し数ランキング1位が、恩田陸の「蜜蜂と遠雷}だそうで、恩田陸の
人気ぶりが伺えます。
最初にコーデイネーターの石井さんが資料を基に、「光の帝国」は1992年に「六番目の小夜子」
でデビユーした作者が20年前くらいに発表した作品であることや、作品に出てくる不思議な
能力を持つ一族の暮らす常野(とこの)は、柳田国男の「遠野物語」から引用されている等の
説明がありました。
その後参加者一人一人に感想を伺いました。
*グリム童話にも、超能力を持つ人物が登場してくる。読んでいる間は楽しかったが、
読後に何も残らないのが物足りない。
*常野の由来「権力を持たず、群れず、常に在野の存在であれ」という文が印象に残りました。
その後の意見交換は、閉店した本屋さんのことや、「契約書」の読み方を高校の教科書に
載せて、文学はこの先どうなるのかー等様々な意見が出ました。
次回は、11月15日(金)10時~12時 上橋菜穂子「精霊の守り人」です
参加者 5人
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