ボールペンでも鉛筆でもOKですが、
左右の手で一本ずつお持ち下さい。
片方を鼻から25~30cmぐらいの所に持ち、
もう片方を鼻から50~60cmぐらいの所に
二本が一直線なるように持ちます。
次に、近い方のペンにピントを合わせてみてください。
すると、遠い方のペンが二つに見えませんか。
その逆、遠い方にピントを合わせてみると
今度は、近くのペンが二つに見えると思います。
これは、輻輳(ふくそう)という眼の機能に関連したもので
「生理的複視」、必要でないものは無視するという現象です。
この場合の二つに見えるのは正常な機能ですが、
どちらもピントが合わない、遠くだけピントが合うなどの場合、
また斜位ー輻輳のバランスの崩れ、眼筋のマヒなどで二つに見える場合、
病的な複視を疑い、いくつかの検査で判断していきます。