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もんく [とある南端港街の住人になった人]

日本経済俯瞰

ニュースを見ていると、増税にはみんな反対です。

自分の財布から金を取っていくなと言います。でもその反面行政サービスはもっとやれと要求もしています。そのあたりはいろいろ言いたいことは誰にもあるでしょう。ただ、実際に何ができるかとなると実はそう簡単でも多くの手があるわけでもないのではないでしょうか。

そうしたわけで、現在の日本は自由経済国家と言うより中国と同じで"統制経済国家"になっています。経済に関する限りあまり自由ではないのです。なぜなら経済の約半分を行政が握っていて、行政の動向によって生活のレベルなどが左右されてしまう状況だからです。(上図参照)

できることは少ないのですが、
(1)赤とピンクの部分を小さくする。
これは小泉さんがやろうとしていた事です。急にやると行政のポンプが吐き出す水が少なくなるので全体が縮小しそうになりますが、長い目で見ればすべきことではあります。(亀井君はもとに戻そうとします。)

(2)赤とピンクの中身の質を変える。
これは民主党がやりたいことです。
子供にお金をばら撒いて、逆に所得の何とか手当てを減らすと言うようなものです。赤とピンクの絶対量を変えるのは怖くてできないのです。(民主党でなくとも怖いかもしれない。)事業仕分けで出てきたお金はたった1兆5000億円程度なのであまり規模の問題としては大きな変化は期待できないと言うことになります。

(3)全体の輪を大きくする。
これを実現するには民間のみなさん(つまり我々)がどうにかするしか無いです。と、言っても今の世代は先輩たちのように勤勉でもないしよく働きもしないのでなかなか難しいと思います。(前の世代のやり方が正しいとは言いません。)


こうして見ると、現状を抜け出すには(3)を考えるのが一番簡単です。(1)と(2)は政治家や公務員に阻まれるのは目に見えているわけですし、それに日本のGDPの半分を握っているのが公務員となれば政治家を動かす票だってたくさん持っていると言うことですから。

(そうすると"国民"っていったい何?、ってことにもなります。政治家が国民と言うときそれを自分たちの事と勘違いしてはいけないのです。半分はあちら側の人たちを指すわけですから。)


そう言うわけで、今我々がやらなければならない事は政治家の言う事に一喜一憂するようなつまらない事じゃないってことはわかりますね。増税に反対するとか何かを要求するとか.... それはすなわち、統制から外れて自由になるってことも意味するのかも知れません。
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