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もんく [とある南端港街の住人になった人]

宗教団体の映画を観てきた

久しぶりに映画を観てきた。しかも、自分では絶対に選ばない作品を。自分で選ばないのに観たのはもちろん無料だから。まあ、人によってはお金もらっても観ない作品かもしれないけれど。

なぜかというと、大川隆法の映画だから。タイトルは「二十歳に還りたい」。一応一般のシネコンで上映している。怪しげな場所に誘い込まれてというわけではない。

さて、映画の感想だが・・・
全体として作りはストーリー主義的だ。お話の展開で魅せるタイプ。それぞれのエピソードにちょっと深みは無い感じだが、ストーリーとしてはまあよくできている。ただ、幸福の科学を信じていない者からすれば一度だけ出てくる姿の見えない神様(だと思う)の言葉が設定の全てになっていて何となく先が読めてしまうという事と、それで良いのか?感が大きいのは残念。神様に言葉に頼らずに良くない行為を1つする度にちょっとペナルティがあって、主人公がしてはいけない行為に気付いて行く程度で良いような気もする。自分以外で観ている人たちには宗教がバックにあるので神様の言葉に違和感が無いかもしれないが、でもなあ・・・

細かい事を言えば、大川隆法の作った挿入歌が幾つか入るが、これがうるさい。説教臭いし舞台袖から大声出されている感じで、これは彼らには必要かもしれないが、一般鑑賞者(という者たちがいるとしたら)には完全に不用だ。ストーリーのみで十分。

そしてそのストーリーだが、惜しい事に主人公が「教え」を実践している場面があまり無い。教えを実践するのに苦心したり失敗しそうになったりといったところが絵描かれていない。勿体ない気がする。そうなると、宗教団体映画なので「こう生きないといけないよ」というのが理念として強調される壁のポスターのような作品に見えてくる。

まあ、あまり真面目に評価しても仕方ないのでここで止めることにする。


私は幸福の科学の信者ではありませんし、今後入信するつもりはありません。逆に批判することもありません。
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