それでも牛丼を食べたい？

今TBSテレビの番組「ブロードキャスター」でアメリカにおけるBSEの現状を放送していた。
その概要は下記。
(1)ブッシュ大統領は食肉生産関係団体から9000万円の献金をうけている。
(2)献金の見返りに農務省のポストを団体出身者に割り当てている。
(3)アメリカではヤコブ病発症の届け出の義務が無い。
(4)アメリカでアルツハイマーと診断された者のうち5～13%はヤコブ病の可能性あり。(ちゃんとした資料は無い。)
(5)アメリカのマスコミは訴訟を恐れてBSE関係の報道はしない。
(6)その結果国民のうちBSEを認識しているのは16%程度に留まる。(公的資料からの数字では無く報道関係者調べ。)
(7)アメリカでは特定危険部位である骨髄付きの牛肉が売られている。

これに対して日本では輸入歓迎を掲げる団体もある。
「米国産牛肉全面的早期輸入再開を求める会」がそれだ。(このサイトへは牛丼チェーン大手のY社からリンクが張られている。)
このサイトの中の「米国産牛肉の現状」と言うページでは「アメリカでは…過去の発症者は「０（ゼロ）」（英国から帰国した方が一名）」と紹介している。


何だかおかしい。
テレビではヤコブ病にかかった女性が映像付きで紹介されていたから「英国から帰国した方が一名」は古いデータかもしれない。それに届け出義務の無い病気では統計資料があるはずが無いから「0 (ゼロ)」は根拠の無い数字じゃないだろうか。


それでもアメリカの牛肉を使った牛丼を食べたいですか？
私は嫌です。