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もんく [とある南端港街の住人になった人]

夜中に呼ばれる

発熱は問題なかったようだ。

外を歩くと少し上がり、オフィスでは低体温になる。差が激しい。そう言うものか?先祖のどこかにトカゲが混じっているのか?



地域間移動が自由化されたので安全な場所である山の向こうの村のパン屋に予約を入れて日曜日に買いに行くことにした。あそこもイートインコーナーを作ったり駐車場を少し広くした途端に封鎖されてデリバリーと近所での販売だけになっていたから大変だっただろう。でも、高齢者のやってる店だから感染しないのが何より大切なのだ。生き延びられてよかった。

とは言え、今日もマレーシアは新規感染が2000人を超えるし、このスランゴール州も1400越えの新記録になっている。多くが既知のクラスターからだけれどもそれを除いた数も多いのは確か。人が動くようになった事でより気をつけないと本当に生死の問題になる。(自分だけの事言ってるわけじゃない)



つぶあんは夜の10時頃になるとスイッチがONになるらしくて外に出る。ぴょんぴょんと飛び跳ねるように出て行く。しばらくすると玄関の網にところから大きな声で呼ぶ。飯か?開けてやるが入って来ない。こちらを見てまたニャーンと叫ぶように言う。

出てこいと呼んでいるのだ。

コッチにヤモリとかネズミとかいて楽しいから一緒に外行こう、と。いや、待ってくれ、ツブ。おまえは猫だがこちらは人間なんだ。夜は寝るんだよ。と、言ってわかるわけがない。何しろつぶあんはこちらの事を猫の家族だと認識しているのだから。

その結果、夜中にだいたい4回ほど呼ばれる。
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