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もんく [とある南端港街の住人になった人]

家の中で誰か倒れていても警察すら窓を壊して入れないことについて

先日、近所の方が家の中で倒れていた件。

警察を呼んだ時、警察官が最初にしなければならないのは親族や親戚探しだった。つまり許可が無いと踏み込めないから。

今回は常に行き来はしていなかったがどうにか親戚に連絡が付いて窓を破ることができたが、そこに至る時間はかなり長かった。開けてみれば(医者が言うに)あと1時間遅かったら・・・だったそうだ。

親戚と言ってもほとんど知らない他人にほぼ近い親戚にしか繋がらない可能性もあるわけで、その人に窓を壊す許可を求めても自分は責任取れないと拒否する場合もあるかもしれない。もしそうだったら・・・、窓壊せないだけで人が死ぬってことなのか?

調べてみると緊急連絡先を登路すべき状況は一般に「賃貸住宅に入る時」だけ。持家だとそんな義務は全く生じないから人によっては孤立無縁のまま家の中に閉じこもっている状況になりかねない。緊急時でなくて、自分から福祉サービスにアクセスしたとしてもそれを使わせてもらえないというような問題もあるそう。(社会福祉協議会がこれに関して自治体に要望を出していた)

一人暮らし、身寄り無しってこれからもっと多くなると想像するけれど、それに対応していかないといけないのじゃないだろうか?せめて公的な緊急連絡先登路とか、無い人についてのガイドラインを作っておくとか。そう思わない?

ラッキーバナナクラブ(活断層ハウス)のある町では以前に小型見守りロボットを貸し出ししていたけれど、あれも本人がアクセスしないといけないし、緊急時の窓壊し許可には対応していなかったと思う。認知症が出ていても一人暮らしってあるわけで、本人の意思表示ができない状況って思うより多いのじゃないだろうか?身寄り無しも認知症も引きこもりも性的マイノリティも、どれも特殊例じゃないんだよね。普通の人にあることなんだよ。

というわけで、みなさん、もしこのことにちょっとでも関心があるのであればこの問題がどうなっているのか自分の自治体の情報を確認してみて欲しい。もし同じ問題があるとわかったら自治体のご意見募集とか目安箱のようなところに書いて欲しい。お願いします。
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