もんく [とある南端港街の住人になった人]

危険な企業文化

各企業には特有の文化がある。

これまでいくつもの仕事に関わりいくつかの企業に世話になってきているのが、そのそれぞれの違いには驚くばかりである。ただ日本の企業であっても今のようにマレーシアの企業であっても1つだけ共通する事がある。

それは文化を守ろうとする力がどの企業にしても強い事だ。

何を言っているかと言うと、簡単な言葉で言えば"変えたくない"事があり、それを文化と呼んで高いところに祭り上げていると言う意味だ。それは長年親しんだやり方であり、習慣化した業務の進め方である。


そのやり方にどんな意味があるか、どんな合理性があるか、それは問題ではない。何しろそれは"文化"なのだ。それを止めてしまった時に別のやり方がわからない、何となれば勤務時間を埋める仕事が無くなってしまう。つまりは自分のそこでの存在意義が脅かされるのである。


そうなると言葉ではイノベーションやら改革やら勇ましい事を唱えていても何も変えられない状態に陥る。文化はその良い言い訳になる。

企業文化は危険なのである。
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