もんく [とある南端港街の住人になった人]

新しい仕事場のこと

12月3日から新しい職場とその日の記事に書いてからもう約3週間経過。

なのにその事を全く書いていなかったことに気付く。特に何があったわけでもないので書かなかったのだけれども、ちょっと感想を書いておこうかと考えた。


会社はマレーシアでは有名企業らしい。特にブランド名があるわけではなく世界中にOEMで製品を出荷している。つまり経済ニュースなどで特に大きな利益を上げている会社として有名なのだそうだ。規模も大きくて工場も多くあり従業員も1万人を超えているそうだ。だから会社名を出せばマレーシアの人ならたいがい知っている。まあ、しかしながら、そんな事はどうでも良い。どんなに有名でも大きくても会社など3年先はどうなっているかわからないのだ。


会社の特徴としてまずあげられるのは、中華系マレーシア人のオーナー会社だと言うこと。ワンマンと言うほどではないがそれに近い体質かもしれない。オーナー社長は物腰やわらかに振舞っているけれども、いろいろな面でそれを感じる。

例えば、管理職発言の中に社長がこう言ったと言うのが頻繁に出てくる。それで実際にその管理職がどう社長と会話したのかと思うが、多分実際に"会話"が成り立っていた中の発言ではなくて、社長が演説のように何か言ったのを一方通行で聞いてそうだと言っているらしい。少なくとも社長はこう言うが俺はこうだと思うんだけどな、的な言い方ができるような面白い人間にはまだ会った事がないのが残念だ。


前の会社(マレーシアの日系)でもそうだったけれども、やはりマレーシア人はどうしてもスペシャリスト志向が強いらしい。再確認できた。だから各人の思考の範囲が狭いように感じる。なので目に付かない事は徹底して目に付かない。その分得意分野の造詣はちょっと深くなっているようだ。これはマレーシアの人々がシステム志向だからと言うのが大きいのかもしれない。いろいろな専門家が集まって組織を構成していると言う意味のシステムで、ちょっとシステムと言う言葉を機械的に理解しすぎているのだ。

若くても1つの仕事全部を任されるのでそれはそれで成長もするだろうしやりがいもあるかもしれない。けれどもその反面、孤独だろうなと思う。


中華系と言うことで、すぐに思いつくのは"お金"じゃないだろうか?

これはその通りで、勢いに乗っていることも手伝ってやはりお金に向かっていているしお金を使う事を前提に事業や各仕事を考えていると言うことを感じる。この機械や道具への投資に対して増加する利益は...と言うのをいつも多くの人が考えるようになっている。それはそれで間違いとは言えないが、どうしてもまず"お金を使う"ところから入ってしまうのでお金を使わないで工夫するような志向がとても薄い気がするし、実際にいろいろ何かを買って拡張しているようだ。

そんな事考える前に労働者とちょっと相談してみたらどうなんだろう?、と日本人的には思う(と言うのは生産などの何かをコントロールしようとしてできる事はそこにいる人間が何をどうするかでしかできなくて機械だけと言うことは片手落ちだしまして結果をコントロールする事は不可能と言う基本原理があるから←ここ大事)わけだけれども、どうもバングラデシュ、インドやネパールなどから来ている労働者は"数字"としてカウントされているようなフシがあるので無理かもしれない。人数が多いからか、それとも会社の扱いがそうだからか、前の会社に比べて外国人労働者があまり挨拶をしないのがちょっと気にかかる。


この続きはまたそのうち。
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