炒め物ですね。
せっかくですから皆さんもおうちで料理してみてください。
どこのご家庭にもある材料でとても簡単にできるんですよ。
今日は特別に逆回しで見てみましょう。
(10)完成図ですね。
(9)ビンから材料を取り出しています。
(8)冷蔵庫に1晩寝かしてあったんですね。下ごしらえですか。
(7)この時点ではまだ固そうですね。醤油は丸大豆に限ります。
(6)ベーキングパウダーも入れていたのですね。
(5)重曹も入れていました。
(4)おやこれは何でしょうか?、やわらかくするための何かでしょうか。
(3)お酒に漬けています。
(2)キッチン鋏で食べやすいサイズに切っておくわけですね。
(1)わ、わ、わ、割り箸に見えますけれど......
ちょっと驚く結末でしたが、よく考えてみれば近代の日本の食料品加工の歴史はこれと同じです。
チョコレートが高くて買えなかった時代にはチョコレート菓子のようなチョコレートらしい味のするお菓子ができました。缶ジュースはジュースなどと俗称で呼ばれますがジュースではありません。中身が本物のジュースである場合は今でも値段が高いのです。ソーセージと名が付くものはオリジナルと比較すればソーセージのような何かでしかありません。日本食の代表格である寿司に乗っているイクラやカニは本物でない場合も多いものです。犬や猫や鳥だって自然の中には絶対に無い人口フードで生きています。
そう考えると割り箸料理をバカにする事はできません。
将来、食べるものが不足してくると現在は食べ物として認識されていないものが食べ物に変わるかも知れません。牛や鳥の肉が不足した場合に虫やミミズを養殖して食べるかも知れませんし、割り箸のもとの木だってどうにか消化できないセルロースを薬品処理して食べられるようにする可能性だって無いとは言えません。
割り箸料理を食堂で出していたりメンマに混ぜて売っていたらひどい事だと憤慨する人は多いでしょうけれど、こうした間違った発想だって将来何か役に立つことだってあるのではないでしょうか。
(割り箸料理を本当に自分の手でやってみた人はエライ!)