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もんく [とある南端港街の住人になった人]

2011 Earth Hour

サンウェイ・ピラミッドの正面入り口にはたくさんの若者が集まっていました。

FM放送のDJみたいなカッコいいアナウンスが流れていて、8時半になるとスフィンクスの灯りが消されます。真っ暗になった中で、1人1本配られたロウソクを手に持って暗闇の中で行われるダンスを見ます。WWF主催ですが手作り感覚のイベントで楽しめました。


民族に関係なく若者ばかり集まるのはやはりFacebookがあるからじゃないでしょうか。みんなこのイベントを楽しみながらスマートフォンで写真を撮影したかと思うと少しだけ言葉を打ち込んで送信しているようでした。自分が10代のころはこうした集まりに参加するのは多分大学生以上に限られていたと思います。彼らは仲間内か街頭などでビラ配りなどをして人を集めたりしたのでしょうけれど、今はもっと簡単にこうして集まれるのでしょう。

日本がこの程度の経済的段階にこんなに教育的なイベントがあったのかな?、と思うと世界全体でその傾向にあるにしても、マレーシアもすごいなあと思う。今の一人当たりGDPが7000ドル程度、日本は1980年で9000ドルあったわけだからさらに10年程度は遡るところに今のマレーシアが相当するのだろうか? 当時の日本だとちょっと有り得ないのではないかなあ。

1970年代だと大阪万博があった後だけれど、公害問題はまだまだ各地で燻り続けていたし平気で道路にゴミを捨てている人もいた。我々に関してはそう言う状態を見ていてだいぶシラーっとしてしまっていた。経済は発展しても物の値段は高くなるのが当然だったし、親たちが働いて家を持とうとか車を買おうとして、それが彼らには希望だったかもしれないけれどもどこかつまらなさを感じていたのが正直なところ。

今のマレーシアの子供たちはこうして自然に誰かとコミュニケーションができて、あまり孤独にならなくて済むのかも知れない。リサイクルとか節約のようなストイックな事にしても、こうしてみんなでちょっと楽しんでできるわけだから。これからの世の中、ちょっとはマシになっていくんじゃないかな、と思う。



今日は本当は動物園に行こうかと思っていたけれど、ちょっと風邪気味のような感じなので止めた。サルに風邪がうつると困る。


サンウェイのジャスコがセールをやっていたので、またサンダルを買う。50%OFFで30リンギット弱。この前買ったばかりだけれど、今の時期が一番安いので今年中に壊れるであろう日本から持ってきたサンダルの代わりにすることにした。マレーシアでは有名なメガ・セールって国をあげての安売り期間もあるのだけれど、本当に物が安くなるのはチャイニーズ・ニュー・イヤー明けの今なのだ。なぜなら、一番何もなくて物が売れなくなる時期だから。

と言って、必要ない物まで買ってしまうと節約にも何にもならないので値段に惑わされてはいけないいけない。
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