アンコールワットを出て次の遺跡に向かいます。
入り口の南大門を通り抜けます。
この石像は左側が神々、右側が阿修羅でそれぞれ54体。
左から簡単に説明すると
いかにも遺跡という感じでワクワクします。
塔の真下はこんな感じで空洞になっていました、コウモリはいません笑
今のようにコンクリートなんかないだろうし組み上げて作るのは色々大変だったでしょう。
宗教が国のトップというのはよくありますからそういうことなんでしょう、たぶん。
同じような建造物が多いので迷子になりそうです。
石塔の上には笑顔のレリーフがありました。これは四面塔と呼ばれるもので全部の面に観音菩薩の顔が彫られています。
この観音菩薩、顔だけで3mあるそうですが
こう見ると結構高さがあるのがわかります。
ここで見知らぬカンボジア人(とおぼしき青年)に声をかけられました
その下はこうなっていて上からの水が排水されるようになっているそうです。
へーって思いました。
四面塔などが目立つので見落としがちですが細やかなレリーフも見所です。
アンコールワットから約2km、カンボジア王国の元になったクメール王朝の首都となる場所であるアンコールトムへ。
入り口の南大門を通り抜けます。
アンコールは【街】トムは【大きい】という意味でここは大きな街、つまりクメール王朝で主として栄えていたところです。
書き忘れていましたがクメール王朝は9世紀から15世紀まで東南アジアで栄えていた国です。
敷地は3km四方、周囲は高さ8mの城壁とお堀で守られています。
門の大きさはバスも通れる程の巨大さです。
この南大門はメインゲートで一番綺麗に保たれている場所らしく車から降りて徒歩で渡ることもできるそうですが何も知らないわたくしはそのまま通過しました。
この石像は左側が神々、右側が阿修羅でそれぞれ54体。
ナーガ(大蛇)を引き合う形で並んでいます。
ちなみに54+54で108体、煩悩の数だそうです。
この写真では見えませんがそれぞれ顔がちゃんとついています。
さて、8:20に目的地のバイヨン寺院に到着。
敷地全体をアンコールトムといい、その中央に位置するこの建物はバイヨン寺院と言います。
全体図を見てもらうとご覧のように敷地はアンコールワットよりデカい。
下のお堀の橋のところが南大門です。
入り口にはこのような注意書きがあります。
左から簡単に説明すると
ドレスコード
露出の高い服装はダメです、神聖なる場所なので。
モニュメント
やたらに触らない、遺跡は壊れやすいので削ったり座ったりしてはダメ。
聖地
神聖なる場所なので他者の不快になるような大声で話をしない。
制限区域
入るな
タバコとポイ捨て
タバコを吸ったり吸い殻をポイ捨てしてはいけません。
キャンディもしくはお金を子供にあげない
子供がきて何か要求してきてもお金や飴ちゃんをあげたりしないように。
お坊さん
僧侶は尊敬されています。
写真を撮りたい場合はまず許可を求めてください。
特に女性は僧侶に触れたりしてはいけません。
※これはタイでもそうでしたが、修行僧が女性に触れると今までの修行がゼロ扱いとなってしまうのでほんとかわいそうなのでやめましょう。
それでは中に入りましょう。
広さはアンコールワットより小さいので見て回るにはそんなに時間がかかりません。
ドライバーには30分くらいで戻ってきてと言われました。
いかにも遺跡という感じでワクワクします。
ここの中央祠堂(ちゅうおうしどう)は高さ43m、見た目より高い。
塔の真下はこんな感じで空洞になっていました、コウモリはいません笑
今のようにコンクリートなんかないだろうし組み上げて作るのは色々大変だったでしょう。
やはり組み上げた後にレリーフとかを削り出すんでしょうかね。
仏像がとてもいい雰囲気を出しています。
仏像がとてもいい雰囲気を出しています。
ここも寺院なのですけど、アンコールトムは首都としてあったということは寺院が行政機関だったってことなんでしょうかね。
宗教が国のトップというのはよくありますからそういうことなんでしょう、たぶん。
同じような建造物が多いので迷子になりそうです。
石塔の上には笑顔のレリーフがありました。これは四面塔と呼ばれるもので全部の面に観音菩薩の顔が彫られています。
この観音菩薩、顔だけで3mあるそうですが
正面から見ると口元が上がっているのがわかりますね。
微笑んで見えることからクメールの微笑みと言われています。
微笑んで見えることからクメールの微笑みと言われています。
観光客が多いせいか足元の石畳がかなりすりへっていますね。
こう見ると結構高さがあるのがわかります。
ここで見知らぬカンボジア人(とおぼしき青年)に声をかけられました
青年「あなたは一人ですか?」
ブタ「いぇす」
青年「こっちに来てください遺跡を案内します」
と言われわたくしノコノコついて行きました。
遺跡のちょっと薄暗いところに連れて行かれて見せられたものはこの首のない仏像。
首のない仏像はここアンコールトムだけではなくちょくちょく見かけます。
ここがそうとは言い切れませんが、近年ポルポト政権がカンボジアを独裁した際に結成したクメール・ルージュにより首をはねられたと言われています。
原始共産主義を掲げるポルポトは宗教も嫌っていたのですね。
ポルポトについてはいずれ書きます。
【原始共産主義とは】
人類は太古の昔、狩りや採集によって生活していた。保管方法などもないので食糧などはその日に消費して財産と呼べるものはほとんどなく、財産をめぐる争いのない平和な時代だった。
財産もないので階級や格差もない。
原始に戻ればみんな平等で平和!という考え方。
こちらは雨水が流れ出る排水口のようなもの。
その下はこうなっていて上からの水が排水されるようになっているそうです。
ここに水が溜まって何かに使うのかな?
へーって思いました。
ただ、この案内してくれた青年からは邪悪なオーラが出ていなかったので騙してやろうとかそういうのではなく純粋に案内してくれたようです。
もちろんチップというか、何かの寄付を求められましたが。
やっぱりチップかーと渋っているとノートを見せられ何十人も記入してありましたが、中には10〜50ドルも寄付している人が数人いるのがわかります。
まぁノート見せられるのもよくありがちですが。
「少しでもいいからお願いします」みたいなこと言うので、普通に歩いていたらわからない写真スポットを教えてくれたお礼として1ドル寄付しました。
小額にもかかわらず嫌な顔せずに「ありがとう」と言われ、カンボジア人は他とは違うなぁと感じました。
経験上ベトナム(ホーチミン)ならお金取った後にあっち行けと言われる気がします、偏見ですが笑
裏というか遺跡の横側です、メインのところは人が多いんですがこちらはあまり人が来ませんね。
四面塔などが目立つので見落としがちですが細やかなレリーフも見所です。
日本の国旗が書いてある看板を見つけました、これは日本が遺跡の修復を支援しているって事ですかね。
日本国政府支援事業と書いてあります。
8:55
アンコールトムの見学終了
一通り見たのでピットゥーさんのところへ戻りましょう、アンコールトム見学は約30分でした。
'19カンボジア旅⑦へ続く