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ドライバーのピットゥーさんが次に向かった先はこちら。
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象のテラスとライ王のテラスです。
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まわりは自然がたくさんですごく気持ちがいいところです。
こちらが象のテラス、遠目なので分かりづらいのですが壁にずらーっと象のレリーフが施されています。
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これならわかりますかね?
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『アンコールトムの城壁の一部でもあるこの場所は高さ3メートル、幅14メートル、長さ300メートルを超え公的儀式の巨大な閲兵席として使用された』とウィキに書いてありましたが閲兵席(えっぺいせき)とはつまり、今で言うところの軍事パレードを見るところですね。
国の威厳を示すために北朝鮮とかがよくやってるやつです。
ピットゥーさんに「20分くらいで」と言われて象のテラスを散歩。
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象のテラスの上を歩くことができます。
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壁の上から見た風景、だだっ広い草原です。
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ここはライ王のテラスかな、区切りがちょっとわかりづらいですが象のテラスと繋がっています。
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この象さんの鼻先にあるのはハスの花だそうです。
『ライ王のテラスは、12世紀末バイヨン様式で築かれたもので、一辺が約25メートル、高さは約6メートルであり、そのU字型の構造物は王族の火葬場のように使われていたとも考えられる』wikiより
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なるほど確かにU字型になってますね、結構目立つとこに火葬場ありますが王族なら人がたくさん来るだろうしわからなくもない。
わたくしそんな場所と知らずにこのU字の中を歩いていました。
(一応観光ルートになっています)
ちなみにwikiの記述の通りアンコールワットも含めここら辺の遺跡は12世紀に建てられたものが多いようです。
日本で12世紀というと鎌倉時代くらいですね。
さて、ライ王のテラスは装飾が細かく、深く掘ってある感じでした。
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見てコレ笑、すごいでしょう?
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掘った人は仕事でやらされていたのかもしれませんが、もしかしたら今より娯楽が全然ない時代なのでこういう彫刻なんかは娯楽の一つだったのかもしれませんね。
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それにしてもとても細かい、これU字の内側の装飾ですがものすごい数でした。
サクッと終わったので次の遺跡に向かいます。
そうそう、トゥクトゥクは4人まで乗れますがわたくしひとりぼっちなので広々と使えました。
お行儀悪いですが楽ちんです。
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シート下の木の部分は小さな収納スペースになっているので観光の時に水とかを置いて行ったらドライバーさんがしまってくれていました。
日光が当たらないので温くなりにくいのです、ドライバー優しい。
ここは勝利の門です、ここを通って行くのですが南大門にもあった石像がまたもやありました。
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しかしさっきのとはなんか違うなぁと思っていたら
なんとここのは首から上がほぼないやつばかりです。
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ポルポト政権の時にぶった切られたのでしょうか?
なんと言うことを…(´・ω・`)切るのも大変そうだけど
Ta ceo(タ・ケウ)見学 9:20
こちらが次の遺跡、タ・ケウです。
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タケオと読むのかタケウなのかわかりませんがGoogleマップではタケウになっていました。
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ここは名前すら知らない遺跡でしたので新鮮です。
こちらの保守工事は中国が協力しているようです、てっきり協力しているのは全部日本かと思っていました。
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この遺跡は外壁で覆われていて階段を上がりつつまた外壁の内側を回って次の階段へと向かうぐるぐる回って登るものでした。
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見た目の規模より結構歩く遺跡です。
一応木の階段で保護されているところもありました、この方が滑らないので安心する笑
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これ、一応最後の階段なんですがパッと見どうってことないように見えますよね?
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下から見るとこんなに急なんです笑
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いやこんだけ急だと帰りがめちゃくちゃ怖いんですけど…
泣きそうになりながら上がり切ると何ヵ所か建物がありました。
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そんなに多くはないので見て回るのは15分もあれば終わります。
建物の中はこのように吹き抜けになっているのです。
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青年「Photo?」
ブタ「???」
またもや青年に話しかけられました、これはもしやここで写真を撮ってくれるサービス(もはやサービス呼ばわりする)では?
青年は写真を撮る仕草をして見せている。
ここで値段を聞くのもなんかヤボったいので(ほんとは聞いた方がいいです)お願いすることにしました。
iPhoneを渡すとカメラモードにして何やらいじくっています、ちなみに日本語にしてあるので読めないはずですが特に何も言われませんでした。
そして彼から言われるままに建物に入り「そこに立って」など指示されて撮ってもらった写真がこちら
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お見せできるような顔ではないので顔は隠してありますが、写真サービスの青年はパノラマモードを使い下から上に撮ることによってこんな素敵な写真を撮ってくれました。
服のセンスはほっといてください。
ちなみにここはやっぱりコウモリのウンチがありとても臭かったので本当は入りたくなかった笑
こちらは外で撮ってもらった物ですが、モデル次第ではめっちゃ絵になります。
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ここは他の遺跡よりも高いところまで登れるので景色がとてもいいのです。
こちらが今回のカンボジア旅で1番のお気に入りの写真となった一枚です。
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すごい壮大でしょ?
というか何か雑誌の見開きみたいでカッコいい!
服もっとちゃんとしたやつにすればよかった…笑
この青年、この場所で食ってるだけはありますね。
綺麗に撮れるポイントをよくわかってる(❛ω❛)
3枚撮ってもらって大満足のわたくし、流石にこれだけ「おおーすげー!」と喜んでいたのでチップ渡さないわけにもいかず、というか撮り終わってもチップチップと催促しない彼がまた好印象でした。
もちろん惜しみなくチップをあげたのですが、相場がわからなかったのでとりあえず1ドル渡したら喜んでいたので1ドルであってますきっと。
さて、そのあと青年がなんか「フレンドが絵を描いてるから」とかなんとか言ってましたが、写真に満足して賢者モードのわたくしは「ノーサンキュー」とキッパリお断りしてそろそろ戻ることにしました。
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しかしどっちから登ってきたのかわからなくなってしまったので青年に
ブタ「EXIT?」(出口は?)
と聞いたら
青年「This way」(こっちだよ)
とちゃんと教えてくれました。
単語で通じるカンボジア、いい国いい人。
さて問題の下り階段ですが…
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なんだこの角度は笑
これ写真で見るより急なんです。
ほぼハシゴ…
怖ぇえーーー!
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みなさん遺跡見学はちゃんとした靴で来ましょう、クロックスは楽だけど滑りそうなのでおすすめしません。
あまりの怖さにわたくし登りの向きで四つん這いになり降りました。
下から見上げた図、時間的にそろそろ暑くなってきました。
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さて次はいよいよシェムリアップといえば有名なあの場所の登場です!
'19カンボジア旅⑧へ続く