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シェムリアップ中心部から約45分、一ノ瀬泰造メモリアルから16分、アキ・ラ地雷博物館にやってきました。
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地雷博物館の入館料は5ドル(540円)です。
ここはカンボジア内戦で埋められた地雷を撤去し安全処理したものを展示してある施設です。
アキ・ラとは地雷を撤去した人物でwikiによると下記のような経歴の持ち主、壮絶です。
アキ・ラ
5歳の時両親を殺され、10歳でクメール・ルージュの兵士として戦う。13歳で交戦中のベトナム兵に捕まり、ベトナム軍として今度はクメールルージュと戦った。20歳の時戦争が終わる。この時自分たちの仕掛けた地雷で多くの同胞が手足を失っている現実を眼にし、地雷除去の技術を独学で身につける。地雷や不発弾を集めた「地雷博物館」をシェムリアップ郊外で運営。さらに寄付を元に、手足を失った孤児の受け入れを行っている。
博物館の入り口を入ると右手に無料の音声ガイドがあります、係の人に言って貸してもらいました。
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ほとんどが英語ですが一部日本語の説明もあります。
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サッカー元日本代表の中田英寿氏もカンボジアに来ていてアキ・ラ氏と交流があったようです。
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博物館中央に展示されている地雷。
この博物館に展示されている地雷だけでもすごい量ですが、それでもアキ・ラ氏が撤去した地雷の1割と言われています。
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ちなみにオーディオストップ4と書かれているのは、ここで音声ガイドの4番を聞いて下さいという意味です。
クメールルージュ時代の少年兵(ア・キラ氏?)でしょうか?
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地雷撤去の様子
カンボジアはまだまだ地雷が埋まっているらしく完全に撤去できるまで100年かかると言われています。
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カンボジアの地雷は現在、観光地など旅行者が行くような場所は撤去されていて安全なので心配いりません。
ただ、いまだにカンボジア人が年間100人ほど地雷の被害に遭っているのが現状です。
\(^o^)/オワタかと思ったらオタワでした、オタワはカナダの首都です。
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オタワ地雷禁止令条約とは人を傷つける対人地雷の使用、備蓄、生産はやめましょうという条約ですが、アメリカなどの戦争をやる可能性がある国はやっぱり調印してないんですね。
地雷の撤去の仕方がイラストで描かれていました、もしあなたの家の近所に地雷が埋まっていたらこのやりかたで撤去してください。
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こちらは「この金網の中に地雷が置いてありますがわかりますか?」という展示。
(だと思う)
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わかりますか?右にクレイモア(指向性対人地雷)が置いてあるのくらいしかわかりません。
実際現地で見た感じもさっぱりわかりませんでした、間違いなくわたくし地雷を踏みぬく自信があります。
ちなみに女の地雷もよく踏みます。
さて、地雷博物館は30分もしないうちに見終わったのでホテルへ帰ります。
ここを人にオススメするかと言われたら微妙な感じでしたが、近代カンボジアの歴史に興味があるのなら行ってもいいかも。
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乾期で爽やかな気候の中トゥクトゥクに揺られていると、気持ちがとても晴れやかになります。
めちゃくちゃ嫌なことがあって落ち込んでいる人がいたら、乾期のカンボジアに来るといいかもしれません。
ずっとここにいたいくらい気候が気持ちがいい。雨期は嫌だけど笑
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何もないけどそれがいい
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内戦で国の発展が遅れたせいか(特に知識人を皆殺しにしたためか)シェムリアップ中心とプノンペン以外はこんな感じに何もないような感じです。
お昼過ぎにホテルに到着
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今回のトゥクトゥクチャーター代
朝日と遺跡小回り合わせて20ドル(2160円)
追加で一ノ瀬泰造メモリアルと地雷博物館で10ドル(1080円)とチップ2ドル(216円)
合計32ドル(3456円)の支払い
早朝からお昼過ぎまででこの価格、安い(❛ω❛)
ピットゥーさんにご飯でも奢ってあげればよかったな。
ピットゥーさん「Youいつ帰るん?」
ぶた「明日はプノンペンに行くよ」
ピットゥーさん「明日空港へ送迎しようか?」
というわけで明日空港までのドライバーをお願いしました。
ちなみに空港まで7ドルです。
シェムリアップでのトゥクトゥクドライバーの空港お迎えからそのまま遺跡巡りの提案、帰りの空港まで送迎の流れはネットで調べてあり全て想定済み、価格も相場通りでした。
もし他のドライバーに頼みたい場合や、すでに予約してある場合は「I have a driver」と言えばokです。
ホテルに入る前にコンビニで飲み物を購入。
右は珍しいモンスターのエスプレッソ、これは美味しかった。
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左はモンスターだと思って買ったらミュータントという紛い物だったやつ味は微妙。
それではお昼ご飯を食べにいきましょう。
'19カンボジア旅 11へ続く