ORE/WORLD

趣味や料理、その他日常などを綴っていくよ。時々、専門的な事もやったりします。宜しくお願いいたします。

森の悪魔さん

2021-08-30 22:44:23 | 日記
ある日、森の中。
熊さんに出会った。
花咲く森の道、熊さんに出会った。

熊さんの言う事にゃ~(以下略)


はい。こんにちは。山人です。
見出しの写真は自分がキノコ採りで山に入った時に撮影したフレッシュな熊の足跡です。


今回は林野に於けるクマとの接近遭遇の危険性について語っておきましょうか。

日本には主に本州にツキノワグマ。
北海道にヒグマが生息しています。ヒグマは大きい物になると3mを超える個体もいます。家の天井に頭が着く位のデカい熊を想像してみて下さい。(拾い画ごめんなさい)

一方、ツキノワグマは立ち上がってもせいぜい大人の身長くらいです。だから安心。

な訳ありません。

ツキノワグマだって猛獣ですよ。

ヒグマが規格外過ぎるんですよ。まぁ、和製グリズリーですよね。
3m級のヒグマに襲われたらまず助かりません。ヒグマによる最悪の食害事件と言えばもう、随分昔の話になりますが「三毛別羆事件」が有名です。詳細はYouTubeでも使って検索してみて下さい。

今回は本州に生息するツキノワグマにスポットを当てていきましょう。(拾い画ごめんなさい)

こんなイエーイみたいなコミカルなポーズを取っていますが、ツキノワグマは肉食寄りの雑食です。
つまり何でも食べます。屍(ゾンビ)肉だって食べます\🐻/バァ~🧟‍♂️🧟‍♀️

水陸両用4WDで走るスピードは山中でも40km程度。コースを全力疾走する金メダルのアスリートより早いんです。二足で立ち上がり前足のビンタで人間の身体の骨位、簡単に折れます。肉も鋭い爪と牙でズタボロでしょう。

人間の腕なんて楽々噛み千切ります。車だって軽トラ位ならひっくり返します。春の子連れシーズンは特に気が立って神経質になってるのでくまの鈴やラジオは効きません。寧ろ興奮して襲って来ます。ツキノワグマがちょっと本気を出したら人間なんて数分で五体すっぽ抜けです。

それから熊撃退スプレーですが、アレは使う時はかなり慎重になった方が良いです。確かに熊の顔面に噴射出来れば鼻が弱点の熊は怯んで逃げる隙を与えてくれるとは思いますが、なんせ霧状の物ですからね。

雨天には効果半減ですし、風の強い日は全く意味がないどころか風向きによっては自爆する恐れがあります。そしたらもう逃げられないですよね。冷静に状況を見極めて噴射出来るなら良いですが慌てて噴射するのはおすすめ出来ません。これは痴漢撃退スプレーにも言える事ですが。

クマは普段は警戒心が強いのですが反面、好奇心も旺盛です。なので、一度興味を持たれたらまず着いてきます。でもそれはクマさんが落とし物を拾ってくれたからではなく、頭をガジガジやる為です。

クマさんは火を恐れません。死んだフリも効果はありません。最初にも言いましたがクマは死肉も食べます。死んだフリをしてお尻を噛まれたり引っぱたかれて重傷を負った人もいます。更には最近では冬眠しない個体もいます。

もし、山の中でクマにバッタリ出くわしてしまったら、一番やってはいけない事。それは背中を見せて逃げる事です。背中を見せたらクマは野生の本能で襲って来ます。
とりあえず持ってる荷物を出来るだけ遠く、自分と距離が取れる位置に投げます。

クマは好奇心が旺盛ですから投げた荷物にほぼ反応します。そしたら、ゆっくりゆっくり後ずさりしながら距離を置きます。そしてクマが視界から消える位距離を取ったら猛ダッシュで山を下りましょう。クマは前足が短いので下りを走るのはやや苦手なんです。安全な場所まで逃げられたら携帯が繋がるのであれば警察に通報するべきです。

クマとタイマン張っても絶対勝てませんから。そこは飛び道具に頼るしかないと思います。飛び道具と言っても散弾では倒し切れないかも知れませんね。ライフルで目かこめかみを狙って一撃必中、即意識を刈り取る事が大切です。ミドルレンジでの動的射撃ではそれはなかなか厳しいでしょうね。離れた所から静的射撃、つまり狙撃が有効ではないかと思います。

クマの肉をにんにく、生姜、ごぼう、酒、みりん、味噌でじっくり煮込むと野趣深く応えられませんよ。まぁ、クマの捕獲に関しては県で捕獲頭数制限を実施してる場合が殆どですからね。詳しくは県の農林課にでも問い合わせて貰いたいと思います。あ、当然、狩猟免許を保持していて狩猟シーズン中の話ですよ😅

クマの危険性を充分理解してクマはプーさんとは違うって事を認識しましょう。山で遭遇した子グマを写メってTwitterに載せるとか絶対止めましょう。すぐ近くに興奮した母熊がいるかも知れませんよ。

秋は行楽シーズンでキノコ採りやキャンプ、紅葉狩りなど山に入る機会が増えると思いますので注意喚起の意味で今回、紹介させて頂きました。

遠き山に日は落ちて

2021-08-30 21:00:41 | 日記
今回は山人の小学校の頃のキャンプを思い出しながら話していきたいと思っています。何分、昔の事ですので、記憶が曖昧な部分もあり、もしかしたら事実とは異なった部分もあるかもですがあんまり気にしない様に。

あれは小学1年生の夏休みだったと思うんですけど。街の青年団みたいなお兄さん達が主催するキャンプに初めて参加したんですよ。まぁ、お兄さんと言っても我々小学1年生からしたら普通におじさんなんだけどね。

それで参加していた子供達が小学1年性から6年生、中学生位までいたのかな?自分から見たら中学生は流石にお兄さんお姉さんて感じでしたよね。

朝、8時頃だったかな?近所の広場に集合して、子供達はマイクロバス何台かに分乗して近くのキャンプ場に向かうんですよ。山道をゴトゴト行くんだけど遠足みたいな感じでワクワクしてたのを覚えてますね。
キャンプ場に着くとまず班分けでしたね。一班当たり1名から2名の中学生が班長、副班長になるんですよ。それで小学生は1年生から6年生が振り分けられて大体、一班当たりが7~8人の班だったと思いますが。寝る時以外は男女一緒でしたね。


班分けが終わると次は班ごとにテントの設営をするんですが、昔のテントは今の物よりもっと分厚くて重かったんですよ。骨組みなんて鉄パイプみたいのですからね。とにかくそれを四苦八苦しながら組み立てていくんですが、キャンプに何回か参加してる上級生なんかは流石に手際が良かったですよね。

テントの設営が終わると荷物をテントに搬入して持ち寄ったおにぎりなんかを食べた後は暫くは遊びの時間となります。

何して遊んだのかイマイチよく覚えてなんですけどね、なにぶん昔の事ですからね。缶蹴りとかドッヂボールなんてやった記憶はかすかにありますね。今での小学生に缶蹴りなんて言って解るのかなぁ。説明すると長くなるから、缶蹴りとは?でググってね。


ひとしきり遊んだ後は夏ですからね。冷たいジュースを飲んで一休みですね。その後は夕食作りですね。女の子は野菜やお肉を切ったりお米を研いだりして、男の子はかまどで火を起こして飯盒炊爨ですね。
飯盒炊爨のさんて凄く難しい漢字ですよね。薔薇って漢字は読めるけど書けません。そんな人も沢山いると思いますが、飯盒炊爨のさんの字は書けないのは勿論、絶対読めねぇ。はんごう...すい、なんて読むの?これ?って絶対なりますよ。


そんなこんなでかまどに火が起きたら飯盒をセットしてその横でカレーを作るんですよ。キャンプって言ったらカレーライス。昔はこれが基本でしたね。
火が途中で消えちゃったり、火が弱過ぎてご飯が芯米になってしまったり。あ、芯米って解ります?要するに炊き方の火が弱くてお米に芯が残ってしまって非常に美味しくないんですよね。

逆に火が強過ぎて文字通りのおコゲになっちゃったりね。多少のおコゲならね、香ばしくて美味しいんだけどね。流石に炭化しちゃうとね。苦いし、健康にも悪いぞって事で、仕方なく炊き直しになる班もありましたね。あ、ウチらは最初、水が少し多くて火加減も弱かったんですね。バッチリ、外はべチャで中は芯米でしたよ。

でも、キャンプで食べるご飯て雰囲気だけでいつもより5割増しの美味しさですからね。ガッツリ食べましたよ。お腹一杯になると、少しテントで休んで暗くなったらいよいよキャンプファイヤーですよ。

今は中々キャンプファイヤーなんて出来る場所はないんでしょうけどね。当時はキャンプって言ったらキャンプファイヤーだったんですよ。
大きな柱なんかを切った廃材を井桁に積み上げて
それを燃やすんですけど、初めて体験した時は素直にあちぃって思いましたね。

キャンプファイヤーにはセレモニー的な物がありまして、各班長が松明を持って山の神様に扮した青年団のお兄さんから火を分けて貰うんですよね。その山の神様は顔はドーランを塗り身体中、草で覆われていてギリースーツをまとった自衛隊員みたいな雰囲気でしたね。今、思うと何ともシュールな光景でした。
山の神様から火を分けて貰った各班長が井桁に組まれた廃材に火を入れるといきなり大きな炎になる訳です。今では許されませんが当時ですからね。廃材のやぐらの中に灯油を浸した布切れが大量に仕込まれていたんでしょうね。

炎がやぐらに移り、火が安定して来るとまずは1曲です。皆で「遠き山に日は落ちて」を歌うんですが、コレ、毎年歌ってましたね。そして、何故か2番はハミングって言うね。

ふーんふふーんふーふふーん、みたいな感じで。

遠き山に日は落ちて、と言えばドボルザークの「家路」でしたか。


それが終わると今度は各班で事前に練っておいた出し物を披露するんですよ。寸劇だったり、またそこで歌だったり色々と各班で内密に他の班にバレない様に考えてましたね。

キャンプファイヤーも下火になって来ると次はいよいよ肝試しです。これがね、半端なく怖いんですよ。2人1組で松明を1本持って夜の高原を歩くんですよ。一応、道はあるんですけど、足場は悪いし、松明はすぐ消えちゃうしでもう悲惨でしたわ。

しかも途中途中に青年団のお兄さん達が隠れていて脅かされるんですよ。松明の灯りがないと本当に無防備で。何にも見えないからほぼ手探りですよ。
そしたら脅かした後にお兄さん達がまた松明に火を着けてくれたんですけどね。

今、考えてみたら一番怖かったのは夜の高原で明かりも持たずに長時間待ってるお兄さん達だろうなと思いますね。だってさ、その場所はお化けとか幽霊とかって話もあるけど、山ですよ?高原ですよ?普通に鹿とか猪、熊なんかいる訳でしょ?草むらに隠れていてその横でガサガサ!とか音がしたらお兄さんも逃げ出したいよね。

肝試しが終わると各班で人員点呼をして異常が無ければテントに入って消灯となります。中々寝ませんけどね。そこからのおやつを食べたりトランプをしたりが始まる訳ですよ。青年団のお兄さん達は反省会と称して違う場所で酒盛りをしてるんですが、たまに見回りに来るんですよ。その時は皆で寝たフリですね。

そうは言ってもね。昼間あんだけはしゃいだり、ついさっきまで大騒ぎしてる訳ですからね。次第に討ち死にする奴が増えて来るんですよね。気が付けば自分だけ起きてた、みたいな感じで慌てて眠ったのを覚えてます。

朝、6時だったかな?起床して洗面を済ませるとラジオ体操ですよ。ラジオ体操の後、カードにハンコをついてもらうんですがそれが一杯になるとノートだか、鉛筆だか貰えたんですよね。なので頑張ってラジオ体操行きましたね。

ラジオ体操が終わると朝食作りです。ご飯を炊いて昼食用のおにぎりを作ります。そして朝食はサンドイッチとゆで卵だったかな?ゆで卵なんて中までポクポクになってて、そんなのこの年になって食べたら確実に胸焼けするよって言う感じのやつでしたね。
朝食が済むと追跡ハイクと呼ばれるオリエンテーリングに似た高原散策をするんですよ。チェックポイントが書かれた地図が各班に配られてチェックポイントを求めて高原をさ迷い歩くんですよ。


途中、小石や草なんかで矢印的なメッセージがあってそれを頼りに歩くんですがチェックポイントには必ずなんかお題があってそれをクリアしないと進めないんですよ。まごまごしてると後から出発した班に先をこされちゃったりして。なかなかスリリングで楽しかったですよ。

追跡ハイクが終わると皆でスイカ割りをして、スイカを食べたらお片付け。現実に帰る時間ですよ。
テントや荷物を片付けて周りの掃除をして解散になるんですが、青年団のお兄さん達、スゲーなって心から思いましたね。

自分のキャンプ好きってここから端を発している訳なんですが、やっぱりアウトドアはいいですよ。
と言う訳で今回はこれにて。

ロケットストーブは楽し。

2021-08-30 18:23:09 | 日記
毎日雨ばっかりでうっとおしいなぁなんて思っていたら今度は連日の猛暑。
一体、どうなっているんでしょうね。



そう言えば先日、近所の山に焚き火をしに行って来たのでその時の様子を紹介しますね。

トートバッグに組み立て式のロケットストーブを入れて、その他諸々を準備して山に来ましたよ。ロケットストーブを組み立てて焚き火をしながらウインナーを焼いてカップヌードルを食べようとやって来た訳です。



山の生木を拾って燃やしてるので最初は煙が出ましたね。その後はパチパチと元気な音を立てて燃えてくれました。



実はこのロケットストーブはTwitterで仲良くさせて頂いているDIYの空さん(@DIY99229789)にお借りして撮影させて頂きました。
凄く素敵な動画も撮られているので是非ご覧下さい😊


こう言うひっそりとした山の中で椅子に座って鳥の声に耳を傾けながら焚き火に勤しむと言うのは何とも粋ですよね。

火も充分に育ち、安定した頃にお湯を沸かしウインナーを焼き始めました。ウインナーの焼ける香りが堪りませんよ。
外はパリパリ中はジューシー。在り来りな表現ですがこれが本当に最高なんです。車で来たのでビールが飲めないのが本当に残念です。

お湯が湧いたら今度はカップヌードル。
山で食べるカップヌードルってなんであんなに美味しいんでしょうね。普段の2倍、いや3倍は美味いと思いますよ。やはり自然と言う調味料が美味しくしてくれるんでしょうね。


※今回、お借りしたロケットストーブは販売もされているのでご興味のある方は是非DIYの空さんのTwitter、YouTubeをご覧下さい。お店のQRコードを貼っておきますので宜しければご活用下さい。



それにしても随分と鬱蒼としてますよね😅
蚊がすごくて足をボッコボコにやられてしまいました😅











私に取っての焚き火

2021-08-30 17:22:59 | 日記


私にとってキャンプでの焚き火と言うものは特別なものである。暖を取るだとか、料理を作るだとか、灯りを得るだとか、色々あるのだろうがそれだけではない様に思う。火は古来から生活であり営みであり希望でもあった。火は全てを与える恵みの存在であり、そして全てを奪う存在であり全てを焼き尽くすものでもある。一筋の炎は乏しく頼りないものであるが、まとまった炎になればそれは灯りとなり暖を取る手段にもなる。だが、人間の必要とする範疇を一度超えてしまえばそれは全てを飲み込む業火となり手の付けられない存在となる。森は焼かれ人や家までも焼き尽くす。

人間は古来より火を操って来た。人の繁栄は火と共にあると言っても過言ではない。火を扱う事によって人間は進化を遂げてきた。火はそれ程人間の進化にとって大切な物であったのだ。火を起こす、それは何か一つの儀式の様でもある。

私の中では焚き火は文学にも似た物があって独特の世界観と個人的主観があり、それ以外そこには他に何もない。たった一つの情景が織り成す壮大な物語。しかし、だからと言って別に山や火と言うものが理屈っぽい訳ではない。寧ろそこに理屈などが入り込む余地はこれっぽっちもない。だが、目の前で見たもの聞いた音の全てに一つ一つ物語がある。例えて言うなら傍の雑木林がガサガサと音を立てる、その音の正体は一体何なのか。それを突き詰めていくとそれはもう、一つの物語なのだ。私が森で一人、キャンプをしているのだが、見慣れない人間の姿が気になるのかそこには鹿の親子が居てこちらの様子を伺っている、焚き火の炎の光と音をじっと見つめる鹿の親子。そんな時、つい好奇心が勝り歩き出してしまった子鹿が物音を立ててしまったのかも知れない。そんなありとあらゆる事柄を物語にしてしまうのも良い。キャンプでの物語が広がる可能性はそれこそ無限なのだ。一人、焚き火を眺めながら想像する事がソロキャンプの醍醐味であろうと私は思う。本来、ソロキャンプと言うものは、当然一人で行うものであるから何となく感じる物足りなさと儚さ。寂しさにも似た切なさ。野生の中に感じる不便さ。それを敢えて楽しむ。

山は不思議なのだ。昼は穏やかな風と光。そこはまるで私だけの世界だ。そこに邪魔者はいない。そして夜はまるで私をまるごと吸い込んでしまいそうな闇の空気がそこにはある。だから私はその、私を吸い込まんとする闇を打ち消す様に焚き火の火で森を照らす。ゆっくりゆっくり流れる時間を感じながら、私はそのたった一つの焚き火の灯りを神聖な炎の様に見つめる。まるで森の闇を寄せ付けぬ様に。
深い真っ暗闇の中でパチパチと薪が爆ぜる音。辺りゆらゆらとを照らすオレンジ色の灯り。黒く赤く、そして白く変化していく木炭。それをぼんやり眺める。熱いコーヒーを啜りながら俗世の事は何にも考えない。夢想の境地。他に物語は何にもいらない。ただ時間だけが流れる、いつまでも。やがて闇の色が更に濃くなり焚き火の熾も地面に落ちる頃、私はテントの中に入り、柔らかな寝袋に包まれる。そしてランタンの灯を少し落として目を閉じる。やがて私は森の闇よりも更に深い深い眠りに落ちていく。この非日常に近い感覚が人々の本来の日常なのである。

ビンテージストーブ見つけたった。

2021-08-30 10:20:47 | 日記
ちょっと前の話なんですが、家の納屋を片付けていたらこんな物が出て来ました。2台分の暖かさ!くさくない?また何とも言えない位ストレートなキャッチコピーですが( ̄▽ ̄;)

で、コイツの正体はどうやら石油ストーブの様です。会社名は日本船燈株式会社。船で使うカンテラみたいのを作ってる会社でしょうか?箱自体は永年、納屋に入れられていたので流石に汚れは目立ちますね。
でも、言う程箱が破れてるとか潰れてると言ったダメージはありません。

では、早速開けてみましょうか。


何ともいい味を出したストーブが出て来ましたよ。高さは60cm程度、天板の大きさは26cm程度ですね。タンク容量は7ℓだそうです。所々サビや汚れにやられてますがホーローなのでそこまで酷くはありませんね。多少のサビやホーローの削れなどは味として理解しましょう。

このストーブ、日本船燈株式会社(ニッセン)のSS-1と言う型式のストーブらしいですね。日本船燈株式会社はホームページも立ち上げてあって見てみるとしっかりした企業ですね。

取扱説明書には6000キロカロリー/時と書かれています。かなりのパワーですね。
調べてみるとSS-1型には耐震自動消火装置は付いてないみたいです。まぁ、その分構造が簡単なのでメンテナンスしやすいって事ですね。メンテナンスと言えば中の燃焼部の芯は布製なんだそうです。代替品にあるグラスウール製に交換すれば長持ちしますね。

更に調べてみるとこのSS-1型、1970年製で御歳、実に51歳。何と!自分と同級生じゃありませんか。約半世紀前のストーブ。これは俄に気分が高まって来ましたよ^^*

汚れは否めないものの、割と程度の良い取説が入っていました。中にはメンテナンスの方法や分解図、使用法などが書かれています。箱もオリジナルですね。上蓋を開けると注意書き等の文言があります。

これは益々、高まりますね。いずれにしてもこのストーブ、一度バラしてみる必要がありそうです。外側も一度綺麗にして五徳や取っ手部分のメッキも磨いてサビを落としましょうか。サビを落としたら自分でメッキ加工に挑戦してみるのもアリですかね。

耐震自動消火装置がないので屋内の使用にはちょっと不安が残りますね。だがしかし!元々屋内で使用なんて考えてはいません。これはキャンプですよ。フィールドで椅子に腰掛けてそこで使ったらコレは絶対かっこいいですよ。と、言いつつも見出しの写真では家の中で使ってる所を撮影しましたよ。

このSS-1型、調べてみると結構なお値段で売られていますね。程度にもよるのでしょうが箱無し説明書無し、多少のダメージありで2万円弱。綺麗な物になると4万円程度。流石は半世紀前のビンテージストーブですね。まぁ、確かにかっこいいもんね。
コレは欲しくなるもん。

このストーブが綺麗な状態で箱も説明書も付いていたら幾らの値段がつくんだろう?なんてついつい、下衆な事を考えてしまいましたよ(;´Д`)新品の替芯付き(純正ではないけど適合します。試験済み)で1万5000円位って言ったら欲しい人いるのかな。説明書はなしで。もし欲しい方が居たらコメント下さいね😅