いったい、何年ごろのコンサートなのか?
そんなことも良く分からないで、このコンサートの映画をDVDで観ながらこの文章を打ち込んでいる。本当は、色々な情報を調べながら音楽を楽しめばいいのだが、自分は、めんどくさがり屋のせいか音源だけを聴いて、そのイメージのみでそのバンドを理解したつもりになって満足している部分がほとんどで、若い時から何回も聴いているのに、ほとんど知識での進歩がない。
このコンサートというのは、ザ・バンドの解散コンサート、(ラストワルツ)で、映画は、コンサートを記録したマーティン・スコセッシ監督の(ラスト・ワルツ)という映画である。
小学生の頃から、ストーンズ、ツェッペリン好きで、ハードロック系だったので、30才ごろに友達の影響で、ザ・バンドの曲を自分たちのバンドでやろうということで、コピーしたことがあったが、その当時はザ・バンドの曲を好きになれなかった。 だから当時からこのDVDは聴いていたが、クラプトンが演奏する部分だけしか好んでみるようなことを繰り返していて、この映画をじっくり味わうようなことはなかった。ただ、バンドの曲の、ウェイトやオールドディキシータウンなどは、初めから好きだったが、、、
1976年11月25日、サンフランシスコのウィンターランドで開催されたこのコンサートには、ザ・バンドと交流のあったボブディラン、ニールヤング、ヴァンモリソン、ドクタージョン、など豪華メンバーによるものであった。
映画の始まりは、コンサート最後のアンコールからの構成で、いままでライブ映画といえばオープニングの曲からの構成しかみた経験がなかったので、最初若い頃に観たときは、新鮮に思えた。
いったん引っ込んだメンバーたちが、アンコールでまた、ステージに登場する。ロビーロバートソンも、煙草を吸いながら登場し、客席に向かって、(まだいたのか?)と呼びかける、、、それから、リックダンコのベースとボーカルにのってギターを弾きまくる、、素晴らしい!!
この映画の出だしが、とてもいい!!
それから、ロビーロバートソンのギターを楽しんでいる弾き方と、嬉しそうな表情がとても好ましく感じられる。
初めは、そんなに好きでなかった、ザ・バンドも、60才を過ぎてまた聴いてみると、やはり今まで感じなった良さや、味わいが少しずつ心に感じることができた。
あと、この年になると、音楽とやはりそれを演奏しているメンバーのことが、知りたくなる。大げさに言うと、メンバー一人ひとりの人生などである。
これからは、時間がかかってもいいから、そうゆうことも調べたりして、
音楽を楽しんでいきたい。
そうゆう意味でも、この映画を繰り返し観ることで、少しでも人間理解に近づけられれば、自分の音楽に対する理解も深まると思う。
ロビーロバートソンが映画のなかのインタビューで話している。
俺たちの最初のころは、酒場かボロボロのダンスホールまわりさ、
かたわのダンサーと酔っぱらいのバーテンだけと3人だけの客
天井の無いダンスホール、、、そしてしまいには、ケンカさ、
彼らの名曲、ザ・ウエイト
ナザレまでたどり着いたが、半分死んだも同然だった
とにかく、横になれる場所が必要だった
ちょっと、そこの人、近くに宿屋を知らないかい
奴はニヤッとして手を握った、、さあ とだけ言って
重荷を下ろせよ、ファニー
一文の得にもならないぜ
重荷を下ろせよ、ファニー
だから、、 重荷は俺にまかせな、