こんな夢を見た。
夏の夜。近所の神社では夏祭りが行われていた。私はそこで恋心を抱いていた玉子に告白をしようと考えていた。
屋台が並び、たくさんの客でお祭りは賑わっている。そんな中私は人混みの中に玉子の姿を探していた。りんご飴屋の前で玉子の姿を見つけた。ただ玉子は数人の友人たちと一緒にお祭りを守っており、私はなかなか声をかけることができなかった。玉子は薄い水色の浴衣を着ており、紫陽花の花の絵柄が入っていた。長い髪を後ろで結び、楽しそうに友人たちと話をしていた。私は玉子が1人になるタイミングを見かり、声をかけようとしているが、玉子が1人になる瞬間はやってこない。
時間だけが過ぎて行き、当時中学生だった私たちはそろそろ帰らねばならない時間になりつつあった。その時、玉子と視線があった。距離にして約40メートル位で、玉子はちょっと恥ずかしそうな顔をして、私のほうに小さく手を振っていた。結局私は玉子に告白することができないまま月日は流れた。あれから何年経っただろう。
玉子とはあれから疎遠になり、今はどうしているかわからない。
私は仕事の関係で、生まれ故郷から、遥か離れ、田舎に暮らしていた。
仕事の研修会があり、私はとある施設で研修を受けているのだが、自室で少し休んでいたところ、寝入ってしまい研修のカリキュラムに遅れてしまう。
会場に行くと、既にその時間のカリキュラムは終わりを迎えようとしていた。
教官に「お腹を下していて、トイレにこもっていた」と言う嘘の事情を話すと、次の1時間を私の時間に当ててくれると言う。
申し訳なく思いながら私は自分の席についた。
他の同僚たちは研修を終え、宿泊施設に戻って行っている。
研修が始まるまでの間、私は教官といろいろと話あった。
何でも研修ではビデオ見ると言う。
そのタイトルは、
「コミックモーニング版 青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見る」と「娘の葬式」と言うアニメだった。
アニメなのに、どうしてコミックモーニング版などと思いながら、私は本当にお腹の調子が悪くなってきた。
そんな私に野球のユニフォームを着て、帽子をかぶり、顔がひげもじゃで、表情が読めない。同僚に、緑茶ソーダカテキン2倍2リットルのペットボトルを渡され、先に帰るけど頑張れよと言われた。
とりあえず私が研修に遅れ
たのはお腹を下していることなんだけどと思いながら、私はアニメが始まるのを待っている。
夢分析
1. 青春の記憶と未完の感情
夏祭りのエピソード
玉子への未告白という物語は、青春時代の甘酸っぱい感情や、行動を起こせなかった後悔を象徴しています。
「声をかけられなかった」:夢では、何度もタイミングをうかがいながらも行動に移せない状況が描かれています。これは、現実でも決断をためらう場面や、チャンスを逃したという記憶に繋がる可能性があります。
「紫陽花柄の浴衣」:紫陽花は移り変わりや変化を象徴する花です。玉子の浴衣に描かれていることから、過去の記憶とそれが現在に影響を与える様子が反映されているのかもしれません。
2. 現在の自己評価と責任感
研修に遅刻する描写
遅刻や嘘をつく場面は、現在の生活でのプレッシャーや自分への評価が低下していることを象徴している可能性があります。
3. 不条理な状況と自己批判
「ランドセルガール」:幼さや過去を表す象徴として捉えられます。
「葬式」:終わりや喪失感を指し、過去へのけじめや現実での区切りをつける必要性を示しているのかもしれません。
夢が伝えるメッセージ
1. 過去を受け入れ、行動する勇気を持つ
2. 現在の自分を許し、リセットする必要性