最近、なんとなく気持ちが沈むことが増えている。特に理由があるわけではないのに、やる気が出ない日々が続くことがある。朝、目覚めた瞬間から「今日も何もしたくないなぁ」という気分に襲われる。布団の中で、どうしてこんなにもやる気がないのかと自問自答するけれど、答えは出ない。
とはいえ、仕事に行かないわけにもいかない。私の場合、介護の仕事という性質上、毎日多くの人に会い、サポートしなければならない責任がある。やる気がないと言っても、利用者さんに迷惑をかけるわけにはいかないから、なんとか体を動かして職場に向かうのだが、心の中はいつももやもやしている。
そんな状態でも、周りには気づかれたくないから、表向きは元気なふりをしている。自称28歳の売れっ子エッセイストという肩書きでブログを書くこともあるが、その文章を書く時も、正直なところ、やる気がないときは全然進まない。アイデアは浮かぶが、書こうとする手が重くて動かない。結局、無理やり書き始めてしまうと、どうにも内容が冴えない。
これがまた面倒なことに、やる気が出ない時ほど、あれこれ考えてしまうのだ。「やる気が出ない自分はダメだ」とか「こんな日が続くのはいつまでだろう」とか、ネガティブな思考がぐるぐると頭の中を巡る。普段ならスルーできることも、こうした日には妙に気になってしまい、余計に気分が沈んでいく。
### 理由がわからないから困る
やる気が出ない理由がはっきりしていれば、対策も立てやすいのだろうが、問題はそう簡単ではない。体調が悪いわけでもなく、仕事に対する不満が極端にあるわけでもない。それでも、なぜかやる気が出ない。
まるで心のどこかに小さな曇りがかかっていて、そのせいで前に進めなくなっている感じだ。曇り空の下で太陽が見えなくても、雨が降るわけではない。ただ、青空が広がらないだけで、ずっと薄暗い感じ。そんな状態が続くと、ちょっとしたことでも「どうでもいいや」と思ってしまう。
しかし、その曇りは意外としつこく、気づけば何日も続いている。何度か無理やり気持ちを奮い立たせてみるが、一時的に上向くだけで、またすぐに元の状態に戻ってしまう。結局、理由が見つからないから、解決策もわからないまま悶々とした日々が続くことになる。
### うらはらな気持ちとの闘い
こうした日々の中で、特に感じるのは「やる気がない」という気持ちと、「やらなければいけない」という気持ちとの葛藤だ。この二つは常にせめぎ合っている。頭ではわかっている。やるべきことがあり、それを放っておくわけにはいかないことも。
しかし、心がついてこない。どうしても体を動かしたくない、何かを始める気力が湧かない。このうらはらな気持ちに悩まされることが多い。仕事に行く日はもちろんだが、休日も同じだ。せっかくの休みなのに、何もしたくない。外に出てリフレッシュするのが良いとわかっていても、家の中でだらだらしてしまう。
それなのに、いざ何もしないでいると「このままでいいのか」と自分に問いかけてしまう。結局、やる気のなさに悩みながらも、やらなければいけないという焦りが生じて、心が休まらない。何かをしようとすれば疲れ、何もしないと罪悪感に駆られるという悪循環だ。
### 小さな前進が大切
それでも、こうした状態から抜け出すために、少しずつでも動いてみることが大切だと最近気づいた。たとえ小さなことでも、何か行動を起こすと、少しずつ気分が変わってくる。
例えば、まずは朝起きてカーテンを開け、部屋に光を入れること。気分が乗らなくても、無理やりでも外に出てみること。そうした小さなことから始めると、不思議とやる気が戻ってくる瞬間がある。
大事なのは、「やる気がない日が続いても、それで自分を責めないこと」。誰にでも、やる気が出ない日や何もしたくない日があるものだと割り切ることが重要だ。そうすれば、少しずつ心の曇りが晴れていくはずだ。
自称28歳のエッセイストとして、何か偉そうにアドバイスをするつもりはないが、自分自身へのエールも込めて、この言葉を胸に刻んでおきたい。「やる気がない日も、そうでない日も、どちらも自分の一部だ」。
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