タイトルを見ればわかる、これは王子が自分の国の存続を維持する物語だ。しかしこれはそんな真面目な政治物語じゃない。もちろん王子には天才と呼ばれる程の知恵、謀略と手腕を持ってる。もしこの王子が野心家であれば、天下をとることも可能かもよ。12話のアニメで何度も予期せぬ危機に迫られたが、毎回も知恵を絞り危機を乗り越える。もちろんそんな単純な話だったら、私には興味ない。
特別なのは主役の王子のキャラ設定だ。タイトルの通り王子はすごく有能だ。ただし王子は怠け者で、面倒なことに興味ない、しかも野心もない、でも臣下に慕ってる。一番ありえないのは、彼は国を売る一心のことだ。王子としてはどうかと思うが。それはそれで面白いけどなあ。そして王子だから、いろんな姫と交流があって、ちょっとハーレム系ぼっく見える。
彼のそばには白髪の女の子が側近として働いている。その少女の戦闘力もなかなかだよ。少女は王子にとって心臓のような存在だが、差別民族だ。というわけでこの二人が恋愛線の担当だ。恋愛といっても、少女の身分上王妃になってはいけない妙な関係だ。王子も責任感が強くて、皇太子である自分の婚姻も彼にとっては政治手段の一つに過ぎない。本当にすべてが国にささげた王子だなあ~
そして主役王子は実際すごくシスコンだ。まあ、妹さんはかわいいから無理もないなあ。どんなに忙しくても、必ず妹の相手をする、妹のやりたいことどうしても無条件で支持するいいお兄さんだ。妹もまたしっかりしてる。
同盟国の野心家の元クラスメートの王女とのやり取り、っていうより攻防戦もなかなか興味深い。っていうか、この二人はもはや心で対話してるレベルだよ。
12話のアニメにしては内容も豊富だ。マンガも小説も12巻までで、マンガはアニメより遅いが、内容はもっと豊なので、見てもいいだろう。小説は読んでないから、なんも言えん、多分アニメの内容は5巻までだと思う。
*ネタばれ*
王子はよう有能だが、野心がないので、敵の計画を逆利用することほうが多い、主動的に攻めていくのはめったにない。しかも結果はいつも予期せぬ事になる。だから王子の時々のツッコミのような心の声はすごく面白い。私的な時の子供ぼい行為、公の場では賢明な摂政王子、
それはギャップ萌というべきかなあ~力は大事なものを守るためにある。だから、危機がないときの王子はすごくやる気がある人だよ。それも力あるものの傲慢ともいえるね。力のないものは生き残るために毎日全力ではいつくばってるしかない。野心のない権力者の存在は世界と人々の安定のためでもある。
アニメは他国の侵入戦から始まった。国土防衛線で負けてはいけない一心で、うっかり全勝をしてしまったとか、わざと大国の貴族に剣術で負けたい一心で、そのバカ貴族をうっかりしに至ったとか、笑わせる。一番心を動かすのは王子と白髪の少女の関係だ。王子が見下される時、少女はかっと来る。少女がからかわれる時、たとえ相手が和平交渉の大使であっても、皇帝であっても王子は必ず殺す。そこまでお互いを大事に思ってる。この王子はよく大軍に追われるな~、毎回も毎回も奇策で生き残って、すごかった。そして王子の得意技はブラフだ。商談でいつも心の中で焦ってるが、表情には出せずに、相手にブラフをかける。
内容的には少し政治的な部分に興味がある。例えば、自由都市の議会の口論、現実の議会にもよく見えることだ、皆が自分の主張を言って、相手を反論する。これはちょっと喧嘩みたいけど、これこそ議会のあるべき姿だ。すべての議員も自分を選んだ市民の利益ために、弁論する、まあ時々喧嘩にもなるかもね。議会や政府にYes しか言えない者、議会にはいらん!
そして、王子と市長が全市民(3万人)をつれて、人数で相手を脅かし、自分の優勢を利用しつくして、籠城戦を打開するのもすごかった。その協力の理由は妹のためだと、さすがシスコン王子!全市民を団結できたのは妹の演説のおかげだ、私もその演説能力が欲しい!
最後の一話では、自分の全国民の未来と自分の命をかけて、他国の君主を説得し、亡国の未来を逃れた。その迫力に感心した。実際彼の心はすごくビビったけどね。(^Д^)
王子としていつも売国したいのはどうかしてるが,私から見れば彼は統治者としては立派だと思う。第10話でのある属国の領主の間の話しに心を打たれた。全世界の統治者にも王子を見習ってほしい。自分の今の権力と一は当たり前な者ではない、全市民が統治者候補者で、常に一挙手一投足を監視してる、出からもっと気を付けて行動すべきだ。彼は王族として生まれたのに、自分の王位継承権を当たり前とも思わない、市民を警戒していても、市民を加害したこともなく、民の監視下で、民のために最善を尽くすことが感心すべきだ。どっかの独裁者よりましだよ。
最後に世界平和を祈ろう。