今回は正負の法則の中でも、負の払い方について、私の見解も交え考えてみたいと思います。
人生は良いこともあれば悪いこともあり、そのバランスで成り立っているものですから、どうあがいても、負の支払いから逃れるわけにはいかないわけです。
長者番付に載るような大金持ちであることは、それだけで大きな「正」を受けているわけですから、そのお金を世のため人のためになるようなことに還元していれば、それで「負」の支払いがクリアできることは多いでしょう。
ところが、自分だけ潤えばそれでいい、という強欲な思いで稼ぎ、とにかく貯め込むことばかりしていると、大病をして大金を支払うことになったり、騙されて大金を損するような形で負の支払いをさせられることになりがちです。
負の支払いといっても、病気、事故、犯罪に巻き込まれてしまうようなヘビーなものから、学んだり、働いたり、世のため人のためになるような事をするなど、様々な支払方法があるように思います。
このように、負の支払い方にはレベルがあり、概して、質の低い「正」を受け取っていれば、質の低い「負」での支払いが請求されるように思えます。
直接自分の責任とは思えないような病気、事故、金銭的な被害などに遭った場合にも、一応、それまでの自分の行いを振り返ってみるといいかもしれません。
非情な手段で人を蹴落としてのし上っていたり、ズルイことをしてトクを得るようなことがあったり、誰かの犠牲の上にいい思い、楽な立場を得ているようなことがないか、じっくり考えてみるといいでしょう。
また、自分のことしか考えず、学びや労働もせずに、衣食住に困らない生活を送れている場合も、多大な「正」を受け取っていることになるので、そのままの状況に甘んじていれば、質の悪い「負」の請求が回ってくるかもしれません。
質の悪い「負」を引き寄せたくなければ、質の高い「正」を受けるように求めることです。
質の高い「生」をもらうためには、質の高い「負」をせっせと貯金しておくことです。学んだり、働いたり、世のため人のためになるようなことをするという、質の高い「負」の支払いを日々していけば、安心して良質な「正」である幸運を手にすることができるはず。
質の高い正負のバランスを保つように心がけていれば、不運とは無縁の世界で生きられるような気がします