ここ数年は記憶に残るような夢もあまり見なくなっていたので、人は歳を取るにつれだんだん夢を見なくなる、という説は本当なんだな、なんて思っていたのですが。
最近再び、夢へと意識が向いているせいか、毎晩のように夢はを見るようになり、このところ夢と覚醒に関する不思議な体験も起こっています。
先日見た夢は、夢の途中で「これは夢なんだ」と、気づいたものであり、これは明晰夢という現象のようです。
このパターンは、過去に何度か経験しています。
初めて体験した時には、このまま目覚めることなく死んでしまうのではないかと不安になり、非常にあたふたした覚えがあります。
ただ今回は、以前のように気づいても私は慌てたりはしませんでした。
最初に明晰夢を見て慌てた記事
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それはこのパターンになれたからか、その時点での覚醒の度合いが浅かったから、なのかはわかりませんが。
そのとき夢で見ていた世界は、子供の頃に住んでいた見慣れた自分の家でした。(この場所が夢にはよく出てくる)
そこにはもう誰もいなくて、空き家のようになっていたのですが、部屋の様子を観察したり、庭の方にも行ってみて、そこにあるはずのないもの(古いミシンや鏡台など)を目にして、
「起きてからも忘れないように、よく覚えておこう」
と思ったのです。
そう思った直後くらいに、見ていた映像はいつの間にか消えていったような感じになり、まだ目は閉じていたけれど
「あれ? 私は起きてたんだっけ?」
みたいな、そんな感覚になりながら目を開けました。
完全に目を覚ました時の感覚としては、
あれ❔ 今まで見ていたのは眠ってみた夢ではなく、自分の頭の中で空想していた世界?(白昼夢のようなもの❔)
そんなふうに、モヤモヤした思考感覚に包まれました。
夢の中で覚醒してしまうと、自分の思い通りに動けてしまったので、そこから先の行動は予測不能の夢ではなく、自分の空想のように思えてしまう。
通常であれば、眠っている状態から目を覚ました瞬間というのはわかるものですが、逆に、起きていた状態から眠りに入る瞬間というのは、わからないものですね。
あ~、そろそろ眠りに落ちそう。。ってところまでは自覚できる時があるけれど、そこから先は自覚できないからこそ、脳が休まるわけですが。
でも、たまには夢の中で夢であることを自覚し、自分の意思で夢をコントロールしてみたい気持ちにもなっています。
メッセージ性のある夢もたくさん見られるようになってきたので、夢日記もまた書き始めています。