お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

ファミリー登山で北アルプスにデビュー(中編)

2009年09月24日 | 登山
独標登頂も成し遂げ、あとはお気楽なテントライフ。

まずは登頂記念のバッジを購入。

息子が飲んでいるのは、ホットカルピス。

500円という少々お高い山小屋価格だが、疲れた体には実にウマイ!
今度は自分で持ってこよう。(だから荷物が重くなる…)


テントに戻って、息子がザックの底から何やらごそごそ取り出してきたと思ったら、ご自慢のバッジコレクションをわざわざ持ってきたのだ。
ニヤニヤしながら、バッジを並べる息子。

夕飯までは少々時間があるので、お昼寝タイム。

シュラフを枕にしてヨダレを垂らしつつ、息子は2時間も寝続けた。
よほど疲れたのだろう。



さーて、暗くならないうちに夕飯だ。
テント内で自炊してもいいのだが、受付の時に山小屋のスタッフが「今日は天気が悪いので、レストハウス内で炊事してください。」と言ってくれた。
普通は、そんなことあり得ない。なんて素晴らしい山小屋だろう。
お言葉に甘えてレストハウスに入ると、今度は別のスタッフが「外でやってください」と冷たいお言葉。
カクカクシカジカで、そちらのスタッフが最初に言ってくれたんだと説明すると、渋い顔で奥の方に引っ込んで行った。
あとでスタッフの反省会が大いに盛り上がることだろう。わっはっはっはー。
せいぜい共通理解を図ってくれたまえ(笑)。

気を取り直して食事の準備だ。
今日は、和食とフランス料理とハンガリー料理だぞ。

も・ち・ろ・ん、フリーズドライ&レトルトで!

フリーズドライのエビピラフとわかめご飯は、お湯を注いで15分。
待っている間に、スープを温めて完成。

ポトフとグーラッシュは無印良品で特売品を買ってきた。
これがちょっと驚くほどウマイ。いや、ホントよ。
子ども達も、「給食よりオイシイ」と大喜び。(君たちの判断基準はいつも給食だね)


食事が終わって片づけていると、何やら外が騒がしい。
みんなカメラを持っている。


ガスが切れて、周りの山々が姿を現し始めたのだ。
テント場からは、霞沢岳が大きい。
小屋の反対側からは笠ヶ岳もうっすら見える。
山に来て山が見えてよかったよ。子ども達も感動していた。

暗くなってからは星も出てきたが、それもつかの間。
夜8時を過ぎると、また雨がポツポツ落ちてきた。

テントと西穂山荘の明かり。
今日のテントは7張りだけ。静かな夜になりそうだ。

娘は昼寝が効いて、なかなか寝つけなかったが、息子はすぐに大いびき。
おまけに、シュラフに入ったまま器用にぐるぐる動き回る。
すごい寝相の悪さだ。
朝には定位置に戻っていた。(笑)



後編に続く)
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2 コメント

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Unknown (Landlocker)
2009-09-25 14:42:22
子供のころの判断基準、私も「給食よりうまい」を使っていたような。。。。
いいえ、「給食よりまずい」を使っていましたね。
いずれにしても、全国共通の基準ですね。

山小屋スタッフのくだり、面白いです。
ほんと、スタッフに振り回されるのはごめんですものね。
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Landlockerさん (papachan)
2009-09-26 15:43:03
こんにちは! またまたコメント、ありがとうございます。

間違いなく給食は、子ども達の食文化構築に貢献していますね。
家でも、ちょくちょく給食との比較話が出てきます。(笑)

山小屋スタッフについては、「まったくしょうがないな~」って感じです。
通常、テント泊の登山者は、外か軒下で細々と炊事をするのが常識なので、珍しいことを言うもんだ、山小屋もサービス向上につとめているのかなと感心していたのですが。
今考えると、バイト君がうっかり口を滑らせたのかもしれませんね(笑)。
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